このまま林道に突入したくなるような雰囲気たっぷりのR1200GSをお預かりして、前後OHLINS化をさせて頂きました。160cmしかない僕は、跨がると言うより飛び乗ると言った方がいいほどの車高と、大柄で重量のある車体は乗りこなすのに苦労はしますが、走りだしてしまえばBMW特有のゆったりとした乗り味が魅力です。
フロントのテレレバーの動きとリアのリバウンドストロークをたっぷりと取ったスタンダードの乗り味は、キビキビと走るのには前後のピッチングが大きすぎるように感じます。
前後OHLINS化にして一番変化するのは、加速時のフロントの伸び上がりが抑えられるのと(伸び側減衰で調整)、ブレーキング時のリアの伸び上がりが抑えられます(トップアウトスプリングの効果)。また、リアショックの全長も5mm短くなるので多少足付き性が良くなるのもありがたいです。オーナー様は、来週末に白馬で行われる『BMW Motorrad Biker meeting 2010』にご参加されるようなので、林道コースでの走破性も堪能して頂きたいと思います。
舟橋 潤
2010 / 07 / 23
R1200GSセットアップ
カテゴリー お客様カウンセリング, メンテナンス