やっと台風が過ぎ去り、ここ横浜は昼間からは久しぶりに晴れ間が見られました。しかし、いきなり気温が下がったせいで、スゴく寒く感じます。バイクに乗っていても、春物のライディングジャケットでは少し寒い… それでも、先週の日曜日以来の久しぶりRideで仕事とは言え、楽しく乗ってしまいました。
楽しかった大きな要員は、ワンオフ製作で色々試した内容がおもしろかったこともあります。写真のハーレーXR1200X用リアショックをOHLINS 36PR1C1LBモデルをチョイスしてワンオフ製作です。
OHLINSのラインナップでもXR1200用は発売されているのですが、フルアジャスタブルではない廉価版です。ここはハーレーの中でも走りにこだわった車種だけに、オーナー様もやっぱりフルアジャスタブルショックでのワンオフ製作を希望されました。
今回、ノーマルショックのショック全長と1Gでの沈み込み量を計測し、そこから見直してみました。ワンオフ製作品はショック全長はノーマル比+6.5mm長く、逆に1Gでの沈み込み量を多く取り、リバウンドストロークを多く取り乗り心地の改善を試みました。スプリングレートも二種類比較し、乗り心地だけではなく、キビキビ走る要素も忘れてはいません。フロントのSHOWA BPFの特性ともマッチングさせ、ホイールベースの長いハーレーでも前後のピッチングを合わせました。これぞ、フルアジャスタブルの恩恵とうなる仕上がりです。楽しみにされていたオーナー様、大変長らくお待たせしました!
舟橋 潤