砂漠の中のロサイルサーキットに到着しました。本当に見渡す限りの砂漠の中に、突如現れるサーキットが不思議な感じ。道中の町中も、殺風景な場所もあればものすごい高層ビルもあったりと不思議な国です。
サーキット入りしたのはお昼、でもまだ誰も居ないのも不思議な光景ですが、ナイトレーススケジュールの為に14時すぎにチームの人々もぞくぞくと集まります。フリー走行が開始されるのも辺りが真っ暗になった18時からと、時差ボケも加わり妙な一日の流れになりました。
アジア選手権は、600ccクラスと115ccアンダーボーンの二クラスで開催されています。それぞれのクラスに20台前後のエントリーがあり、一チームあたりのチームスタッフの数は全日本より多い感じがします。600ccクラスはヤマハYZF-R6のワンメイク状態、115ccアンダーボーンクラスには国産4メーカーの車輌が走っています。全体的にヤマハ車が多く、アジア地区でのマーケットはヤマハ中心で動いているのが見受けられます。それでも、来年はホンダ、スズキ、カワサキも参入してくるようで、これからが楽しみな選手権になりそうです。
参戦するチームは、中国、タイ、マレーシア、インドネシア、インド、と様々で、チームで働く人の国籍も様々。日本人はライダーとしての参戦で、フル参戦は浜口選手、稲垣選手、そして今回スポット参戦で全日本ST600チャンピオンの山口選手が走っています。
國川くんもそんな場所で走りたいと願って、カタールまで視察に来ている訳ですし、僕も数チームからサスペンションサービスのお仕事でお話が出来ました。本当は、日本チームを結成して参戦するのがベストだと思いますが、引き続き明日からも情報を集めて何が出来るか観て来ます。
舟橋 潤