今週に入って、関野と二人ですごいペースで仕事をこなしています。いっきにパーツ入荷と共に、関野ショックO/H&舟橋セットアップの流れで仕上げています。何せ、二人同時にショックO/Hできるスペースがないので、それぞれの役割に分担してこなしていきます。
車輌お預かりでのO/Hの場合は、O/H前に一度試乗しショックの状態を把握してから作業に入ります。把握することで、O/H後の仕上がり確認もできますし、当店では同時にセットアップまで行います。
昨日試乗したZRX1200は、明らかにリアショックの減衰が足りない症状が出ていました。オーナー様は、常にバンプタッチしていることから気がつかれてご用命頂くことになりました。オーリンズのオイルを使用されていないものであったこともあり、かなり劣化が進んでいました。関野の手でしっかりO/Hされたものに乗るのが今から楽しみ! 車体姿勢も見直したい部分もあるので、セットアップ含め乗りやすいZRX1200に仕上げていきたいと思います。
もう一台、滋賀県からセットアップでご用命頂いたDUCATI 749Rも進めています。車体姿勢の計測→セッティング変更→試乗→車体姿勢の計測→セッティング変更→試乗を繰り返すこと8回、気がつくとあたりは真っ暗。かなり前進してきているので、明日には仕上がりそうです。
しかし、DUCATIは本当に難しいバイクです。整備性は悪いし、国産車のような方程式が当てはまらなので、とにかく大きくセッティングを振ってみて、車体姿勢の計測をしていかないと僕でも路頭に迷います。ま〜ぁ、こうやって一つ一つ理解を深めるしかないと思います。急がば回れ、明日もグルグル回ります!
舟橋 潤