天気予報が大外れしてくれたおかげで、今日も試乗セットアップ日和になりました。ワンオフ製作でご依頼を受けていたMonster400用リアショックの最終煮詰めの為に、沢山走りました。
このワンオフ製作は、持ち込まれたショックをベースにヘッド交換、減衰特性の変更、全長の合わこみ、リザーバータンクホース＆プリロードアジャスターホースの長さ変更と、大幅なモデファイとなりました。結果的にはシリンダー、シャフト、スプリング、エンドアイが流用できたおかげで、金額的には何とか抑えられた方だと思います。
ワンオフ製作の難しいところは、まずは車体に組み込めるレイアウトを考えるところから始まります。ヘッドの形状、リザーバータンクと油圧プリロードアジャスターの設置場所、ショック長とストローク量の配分、これら項目を現車で確認してから製作に入ります。リアショック取り付け部のスペースがある車輌はそんなに悩まなくてもいいのですが、Monster 400はヘッド選びに苦労しました。情報提供頂いたラボ・カロッツェリアのサービスの皆様、ありがとうございました。
ホースの長さや取り回し、リザーバータンクと油圧プリロードアジャスター設置場所は、センスが問われる部分ので、かなり時間を割きます。関野と二人であ〜じゃない、こーじゃないと意見をぶつけ合いながら、バッチリな感じに仕上がりました。
そして、一番肝心なサスセッティングは、これらレイアウトが全て決まってからスタートです。ある程度、机上で計算したセッティグで走り出し、フロントとのバランスを含め車体姿勢も大幅に見直し、女性オーナー様の足付き性も考慮した仕上がり。オーナー様の反応が楽しみな仕事をさせて頂きました！
舟橋 潤
