先週イタリアのミラノで開催されたEICMAショーで各メーカー新車種を多く発表しましたね。僕も行きたかったなぁ〜 2007年に一度行きましたが、世界一のバイクショーだけあって規模がすごい!全部を網羅しようと思うと最低2日は必要ですね。これからのトレンドが分かったり、バイクの文化はやはり欧州なんだと感じるショーです。
今回の一番の注目はやはりDUCATI 1199 Panigaleのようでしたね。詳細は未だ発表になっていないので詳しくは言えませんが、1199 Panigaleに装着されている電子制御ショックMechatronics suspensionは間違いなく革命的なサスペンションになります。そうElectronicsではなく、Mechatronicsと名付けたあたりにヒントがあります。
本題ですが、OHLINSからも2012年モデルの新型レース用フロントフォークが発表ありました。スーパーバイク用フォークのFGR200とMoto3用フォークのFG385です。どちらも一般のフォークとの大きな違いは加圧式(Pressurised damping system)であることです。
FGR200は今年モデルのFGR100からの発展型というより、フルモデルチェンジに近い変更点が多く見られます。現段階で分かっている情報としては、フォーク長が740→750mmになっています。これによりストロークが130mmより増えていてトップアウトスプリングを長くしてリバンウンドストロークをたっぷり取れるようになっている可能性もあります。ピストンロッドが8mmに変更になったのと合わせて、リザーバータンクが短くなっています。体積変化量が少なくなって、ガスフォークの特徴である奥の反発力が少し軽減されているのでは? などなど…分かっている情報から妄想を膨らますばかりです。
FG385は新しいカテゴリー4ストローク250ccレーサーMoto3専用フォークです。基本はGP125用FGR710と同寸法と思われますが、ダブルディスク専用となったフォークボトムや各減衰が左右で独立していたりとフルモデルチェンジです。そしてTTX25 Pressurisedカートリッジkitと同様、カートリッジ内で加圧しているものと思われます。何より、気になるのは価格ですね。それぞれの価格が分かり次第お伝えしますが、例年どおりレース用フォークは12月〜2月の期間限定受注生産なので、直接ご連絡お待ちしています。
舟橋 潤