寒さは変わらないものの、路面状況はかなり回復してきたので昨日から再び試乗セットアップの業務を再開しています。先日のサスペンション座談会の中でもお話しましたが、僕がサスセッティグを確認する時の各チェック項目とその方法は、決して飛ばしたり深くバンクさせたりはしません。なので、路面が濡れていたり、凍結していたりしない通常のドライコンディションであれば、特に路面温度が低くても大丈夫です。
本日ご紹介するのは、僕も初めて乗るスズキの名車1988年型GSX-R1100です。
何が素晴らしいってこの油冷エンジン、僕が乗ったことのある油冷の中では間違いなくNo1です。80年代に作られたものとは信じがたい低速トルクと回転数に応じて盛り上がるパワー感、そして何よりヨシムラ製マフラーが奏でる排気音が素晴らしい! とサスセッティグを忘れてしまう程… ただ、リアショックは完全に抜けている状態で、今回OHLINSのSU635を装着させて頂きました。全体的に程度のいい車輌なので、今後もしっかりサスペンションもいい状態を保って、長〜く楽しみ続けて頂きたいです。
舟橋 潤