GSX1300R隼フロントフォーク仕様変更

カテゴリー お客様カウンセリング

GSX1300R隼を試乗新年度が始まって以来、本当に忙しい日々が続いています。嬉しい悲鳴ですが、新たなご依頼を毎日頂き、作業が追いついていない状況です。新入社員関野が居なかったらどうなっていたことやら… 関野は入社そうそうフル稼働で働いてもらっています。
本日は、フロントフォーク仕様変更でご依頼頂いたGSX1300R隼を試乗し、メニューを考えてみました。オーナー様はフロントタイヤの接地感が薄いのがお悩みで、気持ちよく思ったとおりにコーナーリング出来ないとのこと。カウンセリング時のご説明が少し曖昧だった為、早速試乗確認。乗ってみるとオーナー様が言葉にできない曖昧な部分が見えてきます。バイクの動きやタイヤの接地感は人間の五感で感じる部分で、なかなか言葉で表現するのは難しいですよね。なので、しっかりカウンセリングで感じてる部分を引き出し、実際に自分も体感しないと何を解決していいのかは明確にはなりません。
今回の結論から言うと、ブレーキング時のダイブスピード(フロントフォークの沈み込むスピード)を押さえる為に、フロント圧側減衰を締め込み過ぎと、リアの伸び側減衰を抜いているのが悪循環の始まりになっていました。オーナー様は色々な雑誌で得た知識の中で、最善を尽くしてセットアップしたようですが、根本はフロントスプリングのレート不足があげられます。ノーマルフロントフォークでよくある例ですが、スプリングレートを低く設定し、油面を高めて奥の踏ん張りを出しています。この状態でハイグリップタイヤに変えると、タイヤが潰れる感覚がなく(実際に潰れないのですが…)、接地感が薄く感じます。本当にこの例は多く見られ、せっかくハイグリップタイヤに変えたのに、よい部分が引き出せません。
今回のメニューは、まずオーリンズフロントフォークスプリング9.0N/mmに交換し、油面を下げていきます。むやみに減衰特性には手を入れず、オイルの粘度で対応してみます。減衰特性を変えることがノーマルフロントフォーク仕様変更ととらわれがちですが、まずはスプリング長とレートを見直すのが鉄則です。減衰はあくまでも味付けにしかすぎませんから… 
同じ様なお悩みをお持ちの方は、是非お気軽にご相談下さい。サスペンションセッティングでもっとバイクは『より安全に、より快適に、より楽しく』なります!

舟橋 潤


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