不況のあおりでレース撤退のニュースが叫ばれる中、新たに始まる注目のレースがあります。ツインリンクもてぎで開催のネオスタンダードクラスや各サーキットで開催される250ccツインクラスです。
そのベース車輌となるレーサーVTR250を昨日からお預かりしています。レースベース車輌だけあって格好良く、ノーマルの面影が全くありません。しかもレギュレーションで買い取り規制も入るので、製作するにも予算に限りがあるし、これからの時代にあったレース車輌になるでしょう。また、パワーや車重的にもこれからレースに参加してみたい人にはお薦めできるクラスでもあります。もて耐参戦にもうってつけですね! 今後レースを盛り上げて行くには絶対欠かせないクラスになるでしょう。
今回のご依頼は、オーリンズのリアショックワンオフ製作依頼です。ただ、リアだけ変えてもタイムアップに繋がりにくいので、フロントフォークの仕様変更を含めたご提案をさせて頂きました。また、作るだけでなく僕が実際にサーキットで走らせてセットアップまで含めてご依頼頂きました。
コスト的にも制限のあるクラスなので、いかにローコストでタイム短縮につなげられるかがポイントになります。作り手の腕が試されるようで、やりがいがあります。これからメニューを組み立てていきますが、一番コストパフォーマンスの高いタンク無しの46DRもしくは、オプション設定で車高調整付きで製作してみます。フロントフォークは、オーリンズスプリングkitを使い、季節でオイルを使い分けて油面調整の範囲でいいものを作ってみようと思います。
データーが揃い次第、G sense kitとしてフロントリアセットでの設定があると、ユーザーにとってもいいのかな? アイディアを色々出していきます!
舟橋 潤