今週末からいよいよ桶川スポーツランドで開幕するミニバイクレース。注文、仕様変更の問い合わせ含めシーズン到来を感じさせる今日このごろです。ミニバイクと言えば、G sense一押しのオーリンズTTX36。昨年かなりの時間をかけて開発をした最も思い入れのあるショックです。そもそもTTX36が世に出た2008年から僕の構想の中で、ミニバイクにもMotoGPのテクノロジーをフィードバックしたいと考えていました。NSR mini(NSR50)とNSF100の両車輌共通で使えるシリンダーヘッドのデザインから始まり、ホース別タンクはレスポンスが悪いのでピギーパックタイプの採用、ストローク量の短い新規シャフトとシリンダー、薄い新規バンプラバーなどなど、書ききれない程一つ一つの新規パーツ製作の為に、オーリンズ本社とのやりとりを交わしました。プロトタイプを手にしたときは、形になっただけで満足しちゃったもんです。
いざ走行テストを始めると、TTX36のいい部分ははっきり出すことができたのですが、デメリットをどう消していくかで苦労しました。しっかりハイサイド転倒するまで(余分だったかも…)攻め込んで煮詰めて、最終バージョンでKoyamaxこと小山知良選手にもテストに加わってもらいました。Koyamaxが他社のショックから付け替えてすぐにBest timeを塗り替えながらlapした時は、本当にこれ以上ない達成感を得られました。
次なる目標は、多くのミニバイクライダーに実際に体感してもらうことです。また、多くのデーターのフィードバックからより良い仕様を煮詰めて行く事です。本日も早速、注文頂いたショックのアップグレードを施しました。ちょっとした違いがラップタイムに反映されるミニバイクは、技術の向上にも役立ちます。また、このミニバイク用TTX36のオリジナルパーツ(プリロードアジャスター、チタンスプリング)も近日発売予定です。G senseとしても、関東近郊のサーキットサービス展開を含めミニバイクには本格的に力を入れて行きます。未来のMotoGPライダーを目指す子供たちの夢をサポートしていきます!
2010 / 02 / 12
ミニバイク用オーリンズ TTX36
カテゴリー レース