あれこれシリーズ第三弾です。最近、ネイキッドバイクに乗る機会が多いのでオーリンズツインショックのスプリングについて書いてみます。CB1300、ZRX1200/1100、ZRX1200DAEGどれも共通に言えることなのですが、オーリンズの標準で付いているバリアブル(不等ピッチ)スプリングの特性に考えされます。バリアブル(不等ピッチ)スプリングは左の写真をみて分かるように、スプリングの巻きの細かい部分と荒い部分とで、一本のスプリングで二段階のレート特性を持っています。本来、バリアブルスプリングの特性をうまく使い、ストローク初期では柔らかく、奥ではレートが立ち上がり腰のある乗り味になるメリットがあります。ただ、初期プリロードがかなりかかっている為、結構ゴツゴツ感が出ていて、だからと言ってプリロードを抜いていくと動きすぎる、またはバンプタッチしてしまいます。
そこで、リアツインショック用としてシングルレートのテストをしてみたい気持ちに駆られています。フロントフォークスプリングでも、バリアブルからシングルレートに変えると(ノーマルフォークは大抵バリアブルスプリングを採用しています)、リニアなレートの立ち上がりによって、動きが分かりやすく、初期の固さをプリロードで調整し、奥の固さはレートで調整する方法がメリットに感じます。同じように、リアツインショックでも同様の恩恵にあやかれるはず…
サスペンションの動きを考え出すと、終わりがありません。一つ一つ体感して学んでいってみます!
舟橋 潤