今日は発売されて間もないトライアンフDAYTONA675Rを試乗セットアップでご用命頂きました。まだ走行距離300km未満のド新車です。雑誌で拝見していた事前情報どおり、フロントフォークにOHLINS NIX30とリアにTTX36が装着されています。ヨーロッパバイクメーカーの多くが使う手法で、トライアンフもアッパーグレードにOHLINSを標準装備です。こんなに早く試乗のチャンスが訪れるとは本当にラッキーです。お客様からのリクエストもあり、通常のセットアップ以外にもトライアンフが推奨する各数値でも乗りました。
正直、従来モデルのDAYTONA 675に乗ったことがないのでOHLINSが装着されたことの恩恵や比較の話ではないのですが、675の基本設定となるフロントフォークのストローク量が110mmなのがこのバイクの運動性能の鍵を握っているように感じます。この110mmストロークを軸に、車体姿勢、スプリングレート、プリロード、減衰の順番で組み立てる必要がありそうです。そういう意味では、リアの車高調整機能がないことを除けば、調整範囲が広いOHLINSでセッティングの幅があるのはいいと思いました。
メーカー推奨セッティグでは、前後ともプリロードを調整しない範囲(減衰のみ)ですが、今日の結果から判断するとプリロードは積極的に変えてみた方がいいと思います。
舟橋 潤