今日は久々に寒さも和らぎ、バイク日和だったのではないでしょうか? すごく分かりやすいのが、こういう日は皆さん走りに行っていて、日中はご来店が少なく夕方から集中的にツーリング帰りからのご来店が多いのです。年末年始にO/H作業や試乗セットアップ、新品ショックを装着させて頂いた皆さんは、新しい乗り味を楽しんで頂けているかなぁ〜? と気になったりしています。乗り味で気になることがありましたら、またお気軽にお問い合わせくださいね! そして、是非楽しくなった乗り味のご感想もお聞かせ頂けると幸いです。
今日ご紹介するのはBMW伝統の空冷水平対向2気筒エンジン、通称「ボクサーツイン」で最強(限定モデルHP2スポーツを除く)のR1200Sです。標準装備された前後OHLINSショックのメンテナンスでご用命頂いたのですが、さすがに発売から5年が経過して、しかもこの車輌は3万kmを超えていたので、かなり傷みは進んでいました。ちなみに、オイル漏れがみられないのにガス圧は前後ともに限りなく0bar… お預かり時に確認で乗った段階で、前後ともにスポーツモデル「S」とは思えないフワフワな乗り味でした。
ガス圧低下を判断する方法としては、伸び側減衰調整のクリック感が弱い、もしくはクリック感が無いものは間違いなくNGです。特にBMWテレレバーを採用しているフロントショックはガス圧低下が出やすいモデルです。
もちろん、ガス圧低下だけでなく写真からも分かるようにオイルの経年劣化で真っ黒になっていたり、各シールやOリングなどのゴム製品の劣化も進んでいるので、O/Hメンテナンスが必要です。2年又は20,000kmを超えている心当たりのある方は、お気軽にご相談下さい。
舟橋 潤