ステアリングダンパーO/Hの重要性

カテゴリー メンテナンス

ここ横浜も台風の影響で昨日から雨続きです。雨が降ると当店の仕事内容からとても大きく影響を受けます。お預かり時の確認試乗とO/H後やOHLINS取り付け後はセットアップが出来ないのです… 特にこの時期は、お盆休み前までに仕上げたい車輌でスケジュールが一杯なので、遅れが出ると困っちゃいます。関野も鈴鹿8耐前のレース業務がやっと一段落で、二人で今日もフル稼働でした。極力ご用命頂いている皆様に、ご迷惑のかからないよう明日以降天気が回復次第仕上げていきたいと思います。
表題の『ステアリングダンパーO/Hの重要性』ですが、よくよく考えてみるとメンテナンスのご用命頂くのがレースユーザーに限られているように感じます。今さらながらこれは、一般的にステアリングダンパーO/Hの重要性やその機能がしっかりと認知されていないからだと気がつきました。そんなことから今日は少しだけ、解説してみたいと思います。
そもそも、ステアリングダンパーはステアリング操作に関わる部品なので、スムーズに機能することが非常に重要なのはバイクに乗っている方だと簡単にイメージがつくと思います。ガタがあったり、ステアリングの切れ角によってスピードが変わったり、動きが渋かったり… こんな症状が出ているくらいなら、正直外した方がマシです。逆に言えば、その位重要な役割を担っているのがステアリングダンパーとも言えます。
で、O/H時期を大幅に超えている場合、特に夏場はステアリングダンパー本体も熱を持ち、最悪のケースでは劣化したオイル内に発生したエアが膨張してストロークしない症状が出ることもあります。エアの混入をチェックする方法は非常に簡単で、調整ノブを最弱にして騒音がない場所でステアリングダンパーに耳を傾け、ステアリングを左右に振ってみて『クチュ、クチュ』音がないか確認してみて下さい。手間を惜しまない人は、ステアリングダンパーを車体から外して耳元でストロークさせるのが間違いがないです。また、ピロボールのガタが無いかも車輌から外したついでに確認してみて下さい。

舟橋 潤


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