本日は、GSX-R1000K7用STDフロントフォーク、オーリンズTTX36リアショック、オーリンズステアリングダンパーの三点セットのオーバーホール作業。オーナーさんは、もてぎで溝付きタイヤで1分59秒台をたたき出すライダーで、フロントフォークはノーマル+オーリンズスプリングkitのみ…オイルロックピースもそのままで、これで59秒が出てしまうのなら、アップグレードすれば57秒台も夢ではないかも! 早速、TTX36リアショックから取りかかります。開けてビックリ! オイルの汚れもスゴい物があるのですが、鉄粉が混ざっています…? TTX36に関しては、全日本のレーシングサービスをやっていたころから数多くバラしていますが、こんなの初めてです。原因は、20時間のオーバーホール推奨期間を大幅に超えていることと、激しい走りからトップアウトスプリングを受けるプレートが見事に段付きが出る程の強いアタリが付いています。どんな走り方をしているかは、ショックをバラすと大体分かります。伸び減衰が足りない状態のまま気にせずアクセル開け開け、それにしてもバイクの挙動も激しいはずです。ハイサイドを食らう前にご依頼頂いたのが幸いです。しっかり洗浄も完了して、これから57秒台アップグレードメニューを考えてみます。これはやりがいがあります!