昨晩からネット通信がストップしてしまい、先ほど業者にみてもらいやっと復活! 台風到来と共にネットも繋がらないで、本日は一日作業場にこもって猛烈作業デーになっています。
本来なら昨晩アップしたかったCBR600RRのご紹介です。オーナー様は現状に不満はないけど、せっかくTTX36リアショック(HO789)を投入したので、診断をご希望されてのご来店です。早速、各数値を確かめ大きな狂いもなくOHLINS出荷時からほとんど調整されてはいないものの、試乗すると前後のバランスが悪く、あれ?
数年前に筑波コース1000で走らせた時にはいい印象だったCBR600RR+HO789なのに、何が狂っているのか? 数値的に分からない時は、ひたすら自分の感覚だけで判断していきます。特にユニットプロリンクはストローク量を感じ取るのは難しいです。フロントのダイブスピードが早い、リアの車高が高い、リアの沈みこみ量が少ないなど、各分の動きを整理して一つ一つ解決していきます。ある程度整ってきたところで、重心がどこにあるか、その重心に対してフロント、リアのピッチングが合っているかどうかなど、自分の中で一通りのプロセスがあります。でも、最終的にはお客様が乗りやすく感じるか感じないかが着地点なので、お客様から歓びのコメントを頂いた時は本当に嬉しいです。何かパーツやサービスを提供するだけでなく、満足度を高めるのが商売の基本だと捉えると、本当に仕事が楽しくなりますね!
舟橋 潤