久々に自分自身が熱狂出来て自信を持ってお薦め出来る商品が完成致しました! 長年、インナーチューブの表面処理に対してより良いものを求め続けていたのですが、OHLINSが採用するチタンコートであったり、SHOWAやKYBが採用するDLC(Diamond Like Carbon)を越えるものはなかなかありませんでした。
僕の理想としていたものを簡単に言うと、チタンコートを越える低フリクションとDLCを越える表面硬度! そして、この度完成したものは正にその両立を高次元でバランスしたもの。
新世代インナーチューブ表面処理『G-WORKSディンプルコート』の完成です。色味は今までにないマットグレーで、通常のメッキ処理、チタンコートやDLCのような表面のツルツルピカピカな感じはありません。比較写真は手前が『G-WORKSディンプルコート』、奥がこれまで弊社で採用していたDLCコートです。
見た目はまるで低フリクションとは思えない表面ですが、ブッシュメタルに対してオイル溜まり性を高め、ゴム製品であるシールに対しては吸着性を落とす狙いがあります。下地処理においてナノレベルのディンプル(ゴルフボールの表面の小さな丸いくぼみのような効果)処理することで、接触面積を減らすと同時に表面硬度も得られています。
ディンプル効果、新たなインナーチューブ表面処理として定着するよう、展開していきます!

舟橋 潤


寒さも本格的になってきて、本当に早いもので本日より12月がスタートしてしまいましたね! そしてこんな寒い中、この週末は沢山のご来店、ご用命ありがとうございました。
試乗セットアップのご用命てんこ盛り、そしてお預かり車輌や完成車の確認含め、この二日間で8台乗らせて頂きました。さすがに体クタクタ…
それでも多くの方にご用命頂けるこの心地よさ、この為にやっていますから!!! 本当に嬉しい限りです。
本日セットアップさせて頂いたこの二台、以前にも紹介させて頂いたことのある車輌ですが、実は同オーナー様二台所有です。
MV Agusta F3とMonster1000DSそれぞれ別々にご用命頂いたので、単体でそれぞれの特性に合わせてセットアップしたのですが… 常に二台乗り変えしているオーナー様からのご指摘で、今回乗り比べしながらのセットアップをしました。
当然ですが、それぞれ二台とも特性が違うのですが、例えるなら『辛口』と『甘口』な二台なので、食べ比べするとそれぞれの特徴が際立ち『超辛口』と『超甘口』に感じます。
という訳で、あえてこの際立った『超』な部分を改善すべく二台の整合性を取り始めるのですが、その効果あってか相乗して二台ともに新たな乗り味が見つかったりします。どこまでもサスセッティグに答えはないなぁ〜と感じた一日でした。

舟橋 潤


昨日は半日お店をお休みさせて頂き、行って来ました2013東京モーターショー! 幕張からビッグサイトに会場が変わりアクセスが良くなったことが大きいと思いますが、平日夕方にも関わらず大変賑わっていました。
例年どおり、足フェチとして美しいコンパニオンガールの足のみならず、しっかりバイクの足(サスペンション)を沢山観てきましたよ! 
そしてこんなこと初めてで、僕の着眼点も少し変わったのかなぁ? 今回はどんな車やバイクより出店ブースのコンセプトに大きな感銘を受けました。
完全にヤラれたのが本田技研工業の『枠にはまるな。Live outside the box.』でございます。近年囁かれている若者の車、バイク離れに対して各企業(特に日本企業)が出品物に限らず真剣に出店ブースに企業コンセプトを乗せてアイディアや情熱、アイデンティティーが注がれているのにただただ心打たれました。
そんな訳で、たまたまタイミングよく写真に映り込んだ弊社従業員二人にも、『枠にはまるな。』と期待していますよ! 
出品物で物欲がそそられたものは、車はBMW M4、バイクはヤマハR25(もちろんOHLINS付き)と言うことで、自分にも『枠にはまるな。』と言い聞かせ、もちろん頑張ります!
OHLINSブースでは、完全なる新作として『TTX36GP』が発表されました。残念ながら未だ内部構造の詳細は分かりませんが、TTX36Mk2の後継としてどう進化しているのか今後が楽しみです。そして、先日このブログでもお伝えした新世代セミアクティブEC搭載のムルティストラーダSCUのコンプリートも近日中に発売開始になります!

舟橋 潤


今年の東京モーターショー!、すでに開幕してから1週間が経過していますが、皆さんもう行かれましたか? 例年ですと、コネをフル活用させて頂き一般公開前に見学出来たりしていたのですが、先週1週間はカタール出張と重なりまだ行けていません。しかも、帰ってきてからも忙しく、OHLINSブースで何が発表されているのかも把握していない状況です…
これではまずい! ということで、大変勝手ながら明日午後からは東京モーターショー見学に行って参ります。OHLINS製品だけでなく、今後の車&バイクのトレンドを肌で感じるためにも、従業員全員で行ってきますので、明日の営業は13時までとさせて頂きます。予めご了承下さい!
美しいコンパニオンガールの足ではなく、バイクの足フェチG sense東京モーターショーレポートをお楽しみに!

舟橋 潤


今年は寒くなるのが早いせいか、例年より早めにO/Hのご予約やお問い合わせが増えてきています。弊社も人員が増えたので、納期も大幅短縮出来るようになったので、引き続きドシドシお待ちしています!
と同時に、これを期に衣替えのようにカラーオーダーのご用命も沢山頂いています。特に多いのが倒立フォークで、OHLINSの代名詞でもあるゴールドからシックにブラック化がやはり人気です。
本家OHLINS社からもDUCATI Diavel用FGRT301のみがアウターチューブ&フォークボトムがブラック仕様、
DUCATI 1198/1098/848用FGRT213、BMW S1000RR/HP4用FGRT212の二機種に限っては、なぜかアウターチューブのみブラック設定です。
お問い合わせ内容で多いのが御見積もり&カラー設定です。下記カラーオーダーwebの金額はあくまでも各パーツのアルマイト代金で、別途組みバラしとしてのO/H工賃が必要となりますのでご了承下さい。また、ブラック以外にもシルバー、ガンメタ、シャンパンゴールド、ブラウン、レッド、ブルー、アールズブルー、グリーン、パープル、ピンク、オレンジの全12色取り揃えています。
是非、オフシーズンのO/H作業と合わせてイメチェンしてみてください!
『G sense カラーオーダーシステム』
http://gsense.jp/addmore/netshop/color_order

舟橋 潤


まるまる一週間の出張から昨日帰ってきて、このブログも一週間以上お休みしてしまいました… 海外からの不正アクセスを防ぐ為のセキュリティーにより、ブログアップが出来なかったのです…(安心の反面不便で困った) 今後も海外出張が増えるので、何か対策をせねばですね!
そして新チーム立ち上げからの道のりを含め、長かったアジア選手権の2013シーズンがやっと終りました。結果からご報告すると、なんとチームランキング4位(上の3チームはホンダ、カワサキ、ヤマハの直系でチャンピオン経験あり)、そして小山知良選手5位、岩田悟選手13位と、チームもライダーも初参戦ながら見事な結果で終えることが出来ました!
当然、まだまだトップ争い出来る位置にいないことも改めて最終戦で突きつけられましたが、データーも無い中で各ラウンド現状でベストなリザルトで終えたことは、必ず来シーズンに繋がることと確信しています。

思えば、2年前のカタール最終戦で手島雄介と誓ったチーム結成の夢が、こうして実現していることだけでもスゴいこと。このプロジェクトを支えて下さったスポンサー様、共に戦ったライダー二人とチームスタッフには感謝しかありません。本当にありがとうございました!
アジア選手権、全日本選手権共に来シーズンの事については現在各方面と協議中で、まだ正式に発表出来る段階ではありませんが、またまた次なるステップを踏もうと思っています。散々皆様を巻き込みながら火を点けちゃっている責任も感じておりますので、オフシーズン水面下で頑張りますッ!!!

舟橋 潤


今日は久々サスペンションのメンテナンスのお話を! レース、走行会、ツーリング、その他各種バイクイベントもだいだい今週末が最後になり、残念ながら冬の訪れと共にオフシーズンの時期になってきました。当然、まだまだ雪の心配のない地域では年越しまでは楽しめるとは思いますが、そろそろこの時期に今シーズン共に走り続けてくれた愛車のメンテナンスを是非計画してください!
それは何もサスペンションに限らず、気になる消耗品やくたびれた箇所、オイル等の油脂類も!
メンテナンスしてリニューアルしてあげると愛車はとっても喜びます。この際、普段見れない様な細かい所もクローズアップして出来る限り(予算の範囲で)いつもありがとね〜 って気持ちも込めて、愛車の調子を取り戻してあげましょう。それが愛車にとって何より嬉しい事であり、その喜びは必ずや来春シーズンインと共にオーナー&ライダーである貴方様の歓びに変わる事間違い無しですよ!
当店でOHLINSのフロントフォーク又はリアショックをご購入頂いたお客様には写真のオーナーズカードを発行しております。初回O/Hは50%Offであったり、オプションパーツ交換工賃20%Offであったり、微力ながらサスペンションを通じて愛車を思いやるお手伝いをしています。
なのでまだ初回O/Hを終えていない方は特に、これからのオフシーズン時期にご活用下さい。皆さんの愛車に変わって僕からも宜しくお願いします!

舟橋 潤


今日は最高なバイク日和でしたね。僕も仕事とは言え、気持ちよくバイクに乗らせて頂きました。そして久々に天気が良かったこともあり沢山のバイクでのご来店&ご用命、本当にありがとうございました!
たまたまなのですが、本日店内にあるバイクの半分がブロックタイヤ装着車ばかりで、お客様から「G senseはOFFバイク率が結構高いのですね!」と言われました。思い返してみれば、1年前くらいは年に5〜6台位しかOFFバイクのご用命が無かったことを考えれば、ここ最近急激に増えています。
セロー250/XT250、CRF250L/CRF250M、トリッカーの5機種オリジナルOHLINSを始めたことも大きな要因になっているとは思います。それでも、モトクロス&エンデューロの競技車輌、ビンテージモトクロスやBMWのGSシリーズ、それに加えてDトラッカーやXR250モタードなど、サスペンションの性能がモロに出る足長バイク達に対して、まだまだOHLINSの需要はあるのでは? と感じる今日この頃であります。
僕自身も若いころ2年間ほどMXをやっていた経験はあるものの、ことOFFバイクのサスペンションはまだまだ分からないことばかりなので、勉強しながら少しつづOHLINSオフロード商品の展開もして行きたいと模索中です!

舟橋 潤
 


遂にこの日が来ましたOHLINS SCU初体験、そして乗って乗って乗りまくりましたよ〜! 
先日のブログ『サスペンションの未来はもっともっと楽しくなってきますよ!』 http://gsense.jp/addmore/whatsnew/13102
と予測したとおり、いや! 大げさでもなんでもなく期待以上の乗り味に完全に舞い上がっています。
しかも現行2013モデルのムルティストラーダー1200Sザックス製アクティブサス(ドゥカティスカイフックサスペンション(DSS)システム)と比較する専門誌企画のような試乗となりました。このような貴重な機会を頂きました皆様、本当にありがとうございました。
なので、本日は僕なりに感じたことをしっかり噛み砕きながら書き残してみたいと思います。
ただ今回は専門誌企画と違い、比較してどちらかの優越を付けることが目的ではないので、新世代電子制御サスペンションに乗っての感想と、本題のムルティストラーダー1200SオーリンズECショック装着車に『SCUでアップグレード』のインプレッションとします。
サスペンションにおいて新たな時代の幕開けを感じたことは間違いないのですが、バイク業界においてもある種過去に同じくあった時代の幕開けと良く似ています。それはキャブレターからインジェクションへの移行です。単純にキャブからインジェクションになれば良くなったかと言えばそうではなく、結局は機構やシステムが変わろうが最終的には操作する生身の人間の感性に会う味付けが非常に大事であることは断言出来ます。それは両サスペンションメーカーのアプローチの違うこの二台からも十分に理解出来ました。
じゃぁ、新世代電子制御サスペンションの何がスゴいかと言うと、路面やスピードの状況変化に即座に対応出来るということです。これは機械式では全体に対応出来なかった部分で、新世代電子制御だからこそ対応が出来る『新たな未体験領域』なのです。そこでKeypointとなるのは、この『新たな未体験領域』において、生身の人間の感性を邪魔をすることなく、サスペンション性能を引き出せているかどうか? です!

OHLINS SCUが『セミアクティブ』とネーミングしている”セミ”の部分が乗るまでは理解が出来なかったのですが、乗れば乗る程に納得しました。そして、あえて現状は”セミ”を選んだ理由も完全なるアクティブなザックス製に乗って想像出来ました。“セミ”であるオーリンズECショックの構造的なことで言うと、キャブとインジェクションの丁度中間的なシステムです。それに加え、前後ともにストロークセンサーが備わっていないので路面状況の変化対応できません。路面状況の変化は、これまで同様ベースセッティグ(SPORT、TOURING、 URBAN 、ENDUROの4種類)に依存し、この部分が”セミ”である解釈をしました。
では何で『セミアクティブ』化を実現しているかと言うと、速度差が主だと予測します。これまでOHLINSが持っている経験やデーターをベースに、速度差が生み出す重力変化とサスペンションの動きを予測し、その時に生身の人間がどう感じて、どう改善したら乗りやすくバイクが持っているポテンシャルを引き出せるかを追求し、プログラミングされたものがこの黒いBOXに集約されています。
乗った感想は、サスペンションでご飯を食べている僕でも今まで未体験な新しい乗り味でした。必要な時には積極的に前後ピッチングは出しならも、アクセルを開けているときは極めてフラット! 注意深く動きを探ると前後共に圧側/伸び側減衰が常に変化し、その反応スピードにも驚きます。特にブレーキングしながらのヘアピンで、フロントからリアに加重を移し替える作業が簡単なので、これまでより減速しなくても曲がる! しかも何も考えずアクセルオン出来るトラクションコントロールを駆使しながら、ヘアピンだけらの筑波サーキットで1分切りも可能では? 前後ピッチングバランスを積極的に使う僕が抱いていた理想が間違っていなかったことも確認でき、ここ数年味わったことのない大興奮〜 僕の大好きな『普通の極み』が新世代サスペンションOHLINS SCUにはありました!

舟橋 潤


急激に寒くなって、バイクに乗るのに丁度気持ちのいい秋はどこへやら? 寒暖差もあるでしょうが、スゴく寒く感じるので、今日は完全に真冬仕様のウェアーでバイクに乗り込みました。しばらく忘れていた感覚ですが、タイヤを揉むように暖め、グリップ感をしっかり得られたのを確認してからのセットアップ、そんな季節の到来です。この時期は落ち葉もそうですが、タイヤグリップの変化には十分気を付けて乗るようにして下さいね!
本日ご紹介のカワサキZX14R、実は二週連続で試乗セットアップのご用命頂きました。
二週連続でセットアップの理由は、この写真に納めた二つのパーツです。
まず、お客様は新車購入時に勧められ施したローダウンリンクの確認でご相談を受けました。これまで何回かこのブログにも書きましたが、ローダウンリンクを装着した場合、得られる足付き性とは裏腹に失う運動性能があります。また当然ですが、フロントとのバランスを含めたサスセッティグの見直しも必要となります。
実際に乗らせて頂くと、フロントの切れ込みが強く、路面のワダチでもハンドルが取られやすい… それに加え、アップハンに変更しているのでハンドル幅が狭く、加重をかけにくい高いところで操作するので、常に上体に力を入れておかなければいけない不安定さでした。
この状況をお客様にご説明すると、『言われてみるとそうですね…』と購入時からこの状態だからあまり問題視していなかったものの、いつまでもうまく乗りこなせない原因が判明しました。これが1週間前のお話です。
再び本日ご来店頂いたお客様のZX14Rは、ノーマルリンクに戻されノーマルセパハンに戻っていました。非常に乗り易いと目を輝かせながら、しかも一週間前から走行距離が995kmも増えて! 晴れて、ノーマルリンク&ノーマルセパハンの状態で再度サスセッティグを施しました。
そもそも勝手に倒れる乗り物が、人間の操作によって倒れずバランスを取りながらそれなりのスピードで曲がったりするので、経験上やはり何かパーツを交換する場合は、しっかりとバランスを見直す必要があります。バランスを取ると言う原理原則だけでは説明がつかない、その不思議な感覚に今も取り付かれて、毎日仕事しています!

舟橋 潤


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