本日ご紹介するのはシグナスXにOHLINSツインショックが装着された車輌です。ラインナップには無いモデルなので、他車種からの流用で装着されているのですが、シグナスXに合うようにセットアップでご用命頂きました。ショック自体はXJR1300純正OHLINSです。当然、スプリングレートがシグナスXには合っていません。お預かりした状態では、全くと言っていい程ストロークせず、ショックとしての機能は果たせていません。このような状態で乗り続けると、フレームのどこかにクラックが入る、最悪折れるなどの惨事に繋がりかねません…
最悪な事態にまで至らなかったとしても、なにしろ乗っていて楽しくありません。バイクは楽しく走ってナンボ! サスセッティング次第で、本当にバイクは楽しくなります! 今回はスプリングレートを思いっきり下げて、プリロードを合わせ込み、車高調整を変更し、楽しいスクーターに仕上げました。
今回、減衰特性まで手を入れた訳ではないので、まだまだ煮詰める要素は沢山ありますが、僕の中での一つの基準、『バイクは楽しく走ってナンボ!』はクリアできているので、OKです。
シグナスX用OHLINS、何件か問い合わせもあるし開発したら欲しい人いるかな? 

舟橋 潤


誕生

カテゴリー プライベート

私事ではありますが、昨晩三男が誕生しました。喜びをツイッターでつぶやいたところ、思いがけずあまりにも多くの方から祝福のお言葉を頂いたので、この場を借りてお礼を申し上げます。いつも暖かいお気遣い、ありがとうございます!
母子ともに元気で、特に僕が腹を痛めた訳でも何か出来る訳でもないのですが、安堵でドッと疲れが… 今日は、頼れる相棒に店を任せて家族との時間を頂きました。
ツイッターでもつぶやきましたが、背負うものが増えたのでまた一段と頑張れそうです。三人の息子たちの為にも、明るい未来を作れるよう引き続き全身全霊を賭けて行きますので、引き続き皆様宜しくお願いします!

舟橋 潤


先週末に試乗セットアップでご用命頂き、紹介しきれていなかったYZF-R1です。何でも、納車された翌日に当店にお持ち込み頂いたのですが、そのオードメーターを見るとまだ80kmしか走っていないド新車です。納車されてサスペンションの硬さを感じてすぐにご相談頂きました。当然、オーナー様にはサスペンションにも初期のアタリが付くまでは、作動性は良くないこともご説明した上で、現状で動かすようにセットアップ致しました。
動きの硬さを感じるのは、主にリアのみでフロントに至っては標準設定は少し動きすぎです。
フロントフォークは左右で圧側、伸び側減衰が独立しているタイプが採用されています。クリック感も分かりやすく、減衰変化量も十分あっていいです。リアショックは油圧プリロードアジャスターが装備され、圧側減衰調整は高速/低速の2Wayが付いています。この高速/低速の使い方についてよく質問されるのですが、厳密にはっきり分かれている訳ではありません。構造上、ショック本体からリザーバータンクに流れるオイル流量と流速によって決まるのですが、それぞれのバルブの開度によっても影響するので、構造を知らない人に説明をするのは非常に難しいです。標準値から調整する順番としては高速側→低速側の方が体感しやすいと思いますので試してみて下さい。
僕はバイクに乗りながらも、フロントフォークやリアショックのオイルになりきり、どのように流れているかを感じるような癖がついてしまっています… 一度でいいから、ショックの中に入れるなら入ってみたいです。

舟橋 潤


慌ただしく、今週一週間も終わろうとしています。そして、ふと来週のことに目を向けると『Ride with Japanチャリティーツーリイング』が迫っているではないですか! 企画した3月末からアッと言う間に月日が流れていることに、驚きます。レース開幕前テストとゴールデンウィーク前の駆け込みO/Hやセットアップ、受注が重なり、未だかつてないほど目先のことに追われている… 24日を楽しみに、この勢いで乗り切りたいと思います! 

今回『Ride with Japanチャリティーツーリイング』行き先は、前回評判が良かった(多忙でコース下見ができないのもあります…)ので再び清里方面にします。今回のメインテーマ、バイクでチャリティー『1km=¥10』を寄付頂き、東日本大震災の救済募金活動としたいと思います。まずは、元気な皆さんと一緒にバイクで救済募金活動! 
当然、G senseならではのサスセッティングの実践編を行ったり、道中を使って違いを確認しながら煮詰める、『より安全に、より快適に、より楽しく!』を体感して頂けるような内容も盛り込みます。お昼ご飯は僕が自信を持ってお薦めできるものなので、お楽しみに〜!
しかし、週間天気予報があやしいぞ… まだ1週間あるので天気の状況を見ながら、またブログにて動向をお伝えしていきます。

集合場所は、東名高速が近い方は中井P.A.内奥のバイク駐輪場にAM:7:30集合、中央自動車道が近い方は釈迦堂P.A.内入ってすぐのバイク駐輪場にAM:9:30にお集り下さい。現状で約25名の参加表明を頂いていますが、引き続き一緒に走りながらバイクで救済募金活動頂ける方を大募集です。参加頂ける方はその意思を下記ブログコメント欄へ書き込み、
もしくは『お問い合わせ』 http://gsense.jp/addmore/contact
よりメールを心よりお待ちしています!

舟橋 潤


今日もバイク日和で、ほぼ一日中試乗セットアップでバイクに乗らせて頂き、やっと落ち着いてパソコンに向かう時間になりました。ここ数週間、スーパースポーツの車輌でご用命頂くことが多いのですが、今日も乗らせて頂いたのは最新リッタースーパースポーツが2台です。
このGSX-R1000は先週末にご用命頂いたZX-10Rオーナー様のお仲間で、同じくわざわざ静岡県からご来店頂きました。類友ではないですが、このGSX-R1000もZX-10Rと同じパッケージのフロントFGK kitにリアTTX36の組み合わせです。
このGSX-R1000のK9、L0型ノーマルフォークのBPFに対してOHLINS FGK kitがどう変化するのか比較が楽しみだっただけに、興味深い試乗になりました。改めて素直に『中身を変えるだけでこんなにも良くなるんだ〜』な感想なんですが、性能だけを追い求める方には心からFGK kitをお薦めできます。金色の外観を含めてOHLINSを求めるなら、FGR&Tになります。
ここ数日何台も最新リッタースーパースポーツに乗って思うのは、エンジンは速いし、ブレーキはよく効くし、車重も軽いし、でもノーマルサスペンションの性能や味付けだけは…? と感じます。メーカーとしての制約や事情があるのでしょう。でも、逆に考えるとサスペンションだけしっかり手を加えるだけで、こんなにも素晴らし乗り物に乗れる時代に生まれて、本当に幸せ〜! 

舟橋 潤


取りかかってからすでに半年以上かかってしまっているOHLINSツインショック用シングルレートスプリングの終着点がやっと見えてきました。スプリングのレートの絞り込みから始まり、プリロード値を色々試したり、商品として重要な色の選択まで含め、やっとまとまってきた感じです。
レートに関しては、二種類をラインナップすることにしました。商品名もシングルレートスプリング『ハード』と『ソフト』の二種類にするとお客さんも選びやすいですよね。
数値的な標記にすると現在の数値が分からないのに判断材料もなく難しく考えすぎると思うので… 具体的に数値を知りたい方や使用用途にあった選択は、お気軽にご相談下さい。
そもそもこのシングルレートの利点は、リニアなストローク感が得られるのと、プリロードを煮詰めていったときの変化量がはっきり分かり、セッティングが煮詰めやすいです。また、『ハード』はサーキット走行において十分なレートアップを狙い、『ソフト』はバリアブルスプリングより路面の凹凸をしっかりいなすので、乗り心地を求める方にはお薦めです。
価格は、脱着工賃&セットアップ料金込みで¥36,750-(税込み)になります。ご予約受け付けていますので、お待ちしています!

舟橋 潤


今日は発売されて間もないトライアンフDAYTONA675Rを試乗セットアップでご用命頂きました。まだ走行距離300km未満のド新車です。雑誌で拝見していた事前情報どおり、フロントフォークにOHLINS NIX30とリアにTTX36が装着されています。ヨーロッパバイクメーカーの多くが使う手法で、トライアンフもアッパーグレードにOHLINSを標準装備です。こんなに早く試乗のチャンスが訪れるとは本当にラッキーです。お客様からのリクエストもあり、通常のセットアップ以外にもトライアンフが推奨する各数値でも乗りました。
正直、従来モデルのDAYTONA 675に乗ったことがないのでOHLINSが装着されたことの恩恵や比較の話ではないのですが、675の基本設定となるフロントフォークのストローク量が110mmなのがこのバイクの運動性能の鍵を握っているように感じます。この110mmストロークを軸に、車体姿勢、スプリングレート、プリロード、減衰の順番で組み立てる必要がありそうです。そういう意味では、リアの車高調整機能がないことを除けば、調整範囲が広いOHLINSでセッティングの幅があるのはいいと思いました。
メーカー推奨セッティグでは、前後ともプリロードを調整しない範囲(減衰のみ)ですが、今日の結果から判断するとプリロードは積極的に変えてみた方がいいと思います。

舟橋 潤


今にも発射しそうなそこの突起物、なんなんだこの存在感は! てな感じの新兵器が付いちゃいました。興味のない人にはただのダイヤル、でもこれがスゴいのです。一昨日の定休日に、全く体を休めることなく朝からOHLINS輸入元のラボカロッツェリアに潜入しながら、思いっきりご協力頂き、この4Wayバルブを装着して頂きました。明日から2日間始まるDUCATI1098Rの鈴鹿テストに間に合わせるために、強行スケジュールで出来上がりました。気になる通常のバルブとの違いはと言うと…

説明がとても長くなるので、端折るとかゆいところに手が届く的な新兵器。圧側、伸び側減衰をそれぞれ低速と高速と各領域で調整が可能なのです。右側のテスターのグラフをみると何となくどんな領域もカバーしてそうな雰囲気だけでも分かると思います。
数値的なことはさておき、2年前のもて耐YZF-R1で僕も試験的に実践投入して度肝を抜かれたバルブなので、明日からのテストが楽しみです。僕は試乗セットアップのご予約があるので店で留守番、先週に引き続き関野が鈴鹿出張となります。

舟橋 潤


ツイッターでもつぶやきましたが、本日は朝からロードライダー誌の取材でした。この二台のCB1300を取り上げて頂いたのですが、二台ともにサスペンションを当店で仕様変更させて頂いたものです。各車両それぞれセットアップし、セッティングの数値的にはそれぞれ違います。それぞれの車輌単体で煮詰めていった結果、各数値の違いが出たのですが、今日の取材に合わせて入庫した二台を乗り比べ試乗して改めて表題の『やっぱりバイクは神秘的な乗り物』だなぁ〜と感じてしまう程、面白い結果だったのです。
サスペンションは二台ともに前後OHLINS、スプリングレート、油面は同じです。その他の条件としては、マフラー銘柄が違い、タイヤ銘柄&サイズが違い、ホイール銘柄&材質が違い、ブレーキ銘柄が違い、ECU(国内仕様と輸出仕様)が違いと、パッと見は見間違えるほど似ている二台なのに、これらの違う要素によって乗り味はかなり違います。当然、その結果がサスセッティグの数値の違い(ショック全長、フォーク突き出し量、プリロード値、減衰クリック値)となるのです。
で、当然二台とも自分でセットアップしたので違和感なく乗れます。どちらが乗りやすい、どっちが乗りにくいとも思いません。でも、それぞれが別の乗り味で、同じCB1300だとは思えないほど、チョイスされた各パーツの特性を引き出すサスセッティグに自然となっていることに気づかされました。
こうして書いていて、この感覚がうまく表現できないのでが歯がゆいのですが、常にバランスを取りながら高速移動する乗り物バイクは、理屈で説明の付かない部分があるからこそ、楽しいのだと再確認しました。この二台を乗り比べたら、何となく言わんとしていることが理解して頂けるとは思うのですが… 取り留めの無い内容に最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。神秘的な乗り物を理屈で説明がつくように、これからも日々邁進して行きます!

舟橋 潤


昨日の春らしい嵐から一転、今日は気持ちがいいバイク日和な天気で、多くの方がバイクに乗り出し始めたころだと思います。ここG senseにも昼すぎからバイクが集まり、賑やかな日曜日でした。
その中でご紹介するのは、朝一で静岡県から試乗セットアップでご用命頂いたZX-10R。珍しくフロントにはOHLINS FGK kitが組み込まれた車輌です。この型のZX-10Rは、フロントフォークをしっかりセットアップするととてもいいバイクです。そういう意味では高価ですが、FGK kitのチョイスはとてもいいですね!
リアにもTTX36が装着され、お預かりの状態でもショック自体の動きがいいのでかなり乗りやすい。そこにもう一つアジャストを加え、車体姿勢と前後のピッチングバランスを修正することで、舵角の入り方、そしてブレーキング時の安心感を狙ってセットアップ。1000ccスーパースポーツは、どんなシチュエーションでも安心感を増やしてあげると、誰もが乗りやすく楽しくなります。このZX-10Rも大きな変更点はないものの、ちょっとしたことで乗りやすくなりました。オーナー様にもご満足して頂けたようで、何よりです!

舟橋 潤


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