オーリンズツインショックのスプリングあれこれシリーズ第三弾です。最近、ネイキッドバイクに乗る機会が多いのでオーリンズツインショックのスプリングについて書いてみます。CB1300、ZRX1200/1100、ZRX1200DAEGどれも共通に言えることなのですが、オーリンズの標準で付いているバリアブル(不等ピッチ)スプリングの特性に考えされます。バリアブル(不等ピッチ)スプリングは左の写真をみて分かるように、スプリングの巻きの細かい部分と荒い部分とで、一本のスプリングで二段階のレート特性を持っています。本来、バリアブルスプリングの特性をうまく使い、ストローク初期では柔らかく、奥ではレートが立ち上がり腰のある乗り味になるメリットがあります。ただ、初期プリロードがかなりかかっている為、結構ゴツゴツ感が出ていて、だからと言ってプリロードを抜いていくと動きすぎる、またはバンプタッチしてしまいます。
そこで、リアツインショック用としてシングルレートのテストをしてみたい気持ちに駆られています。フロントフォークスプリングでも、バリアブルからシングルレートに変えると(ノーマルフォークは大抵バリアブルスプリングを採用しています)、リニアなレートの立ち上がりによって、動きが分かりやすく、初期の固さをプリロードで調整し、奥の固さはレートで調整する方法がメリットに感じます。同じように、リアツインショックでも同様の恩恵にあやかれるはず…
サスペンションの動きを考え出すと、終わりがありません。一つ一つ体感して学んでいってみます!

舟橋 潤


CB1300セットアップ本日は、朝からCB1300が大集合と言える程、次々と合計3台がご来店頂きました。しかも、2台は2010年型のど新車です。ご予約頂いていた2010年型に早速オーリンズリアショックを組み込み、試乗セットアップ。すでにマフラー、ホイールがアフター品に変えられているので、それに合わせたセットアップを行いました。ホイールに合わせ、タイヤサイズも180/55から190/50に変更され、その影響で車体姿勢も見直しました。また、エンジン特性もノーマルと比較するとかなりシャープな加速をするので、フロントの浮き上がり感を消す為に、CB1300 Big1大集合フロントフォークのセッティングにも及ぶセットアップとなりました。同機種の車輌でも、マフラー、タイヤ、ホイール、ブレーキなどを変えるだけで、バイクのキャラクター自体がガラリと変わっておもしろいですね。でも、キャラクターの変化に合わせたサスセッティングが重要です。
人気車種のCB1300だけに、色々なキャラクターに仕上げられた車輌をこれから診断していくのが楽しみです!

舟橋 潤


小山知良選手Moto GP延期がなければ、今頃もてぎを走っているはずの小山選手が朝からG senseに登場! 開幕戦カタールでの話、アプリリアのバイクの話、そしてKTM以来久しぶりのオーリンズのインプレション話と、レースの話は15分位で手短に話が終わって、なぜかトレーニングに取り入れているキックボクシングの話で盛り上がり、1時間。かなりキックボクシングにハマっているようで、プロライダーなのかキックボクサーなのか分からない状態になってました。
久しぶりに気分転換
小山選手曰く、レースのトレーニングの為に始めたはずなのに、今では相手を倒す為のトレーニングに変わってしまったとか… 若かりしころから知っている仲だけに、久しぶりに闘争心が芽生えている小山知良がいました。当然、この闘争心をレースにフィードバックされていて、今シーズンの活躍が期待されます。
その後、二人で一日中お出かけして、知良にとっても予定外な休日、僕にとっても久しぶりに気分転換できた良い一日でした。

舟橋 潤


オーリンズFGR&T久しぶりのレーサーをお預かりしました。作業依頼は、オーリンズFGR&Tの仕様変更で、スプリングレートアップと圧側、伸び側減衰のアップグレード化です。このFGR&Tは素材としてはとてもいいもので、外観美だけでなく中身のカートリッジも価格以上に素晴らしい! アップグレードもデーターさえあれば、ピストンの変更をせずにシムで簡単に減衰値をコントロールできます。リッタークラスのスーパースポーツには、本当にお薦めです。
仕様変更
今回はオーナー様からの要望で、スリックタイヤに見合うだけの減衰特性に仕上げてみました。スプリングレートはワンランクアップの10N/mmから10.25N/mmにして様子をみることにします。後は、サーキットに合わせて油面、各調整機構で合わせ込むセットアップまでお手伝いさせて頂きます。
スリックタイヤに限らず、サーキット走行でセッティングにお悩みの方は、是非一度ご相談ください!

舟橋 潤


TRX850サスペンションセットアップ今日は本当にいい天気でしたね〜 そんなバイクに乗るにはうってつけな気候の中で、Mr.Bike BGの取材を受けました。連載記事『TRX笑多化生活』のページで、TRX850のサスペンションセットアップをテーマに一日試してみました。ノーマルベースをどこまでセットアップだけで良くできるか? ベース車輌に試乗確認(年数が経っている車輌なだけに…)するまで不安なテーマだったのですが、ちょうど新入社員関野の愛車OHLINS付きTRX850とも比較できたので、予想以上におもしろい展開になりました。
根強いファンがいるTRX850ですが、車体姿勢がとても重要で、今回はプリロード調整の範囲で行いました。本当ならリアの車高を上げたいところなんですが…、テーマはノーマルベースの範囲なので。プリロード調整に合わせ、リアの伸び側を調整し、本当に大したことをしてないのに、スゴく乗りやすくなりました。車輌オーナーでありライターの舘岡さんも大満足の様子で、良かったです。最近、TRX850リアショックの問い合わせも増えているところだったので、ワンオフ製作の価格設定もしてみます。関野の車輌で、フロント仕様変更も考えてみます。しばらくはTRX850で発病してみま〜す!

舟橋 潤


2010年型ZRX1200DAEG先週末ご来店頂いたお客様ですが、2010年型ZRX1200DAEGをディーラーで納車されてその足で当店にご来店。数日前にご相談を頂き、仕様変更ご依頼で準備していた旧型ZRX1100用オーリンズリアショックをDAEG用に流用致しました。はい、旧型ZRX1200/1100からDAEGに乗り換えたオーナー様には朗報ですが、オーリンズ流用が可能です! しかも、延長エンドアイで寸法を合わせるのではなく、しっかりDAEG用にリメイクです。オーバーホールも合わせて行うので、新品同様の性能です。
オーリンズ装着後は、しっかり実走にて前後のバランスをセットアップしてお客様にお渡ししました。オードメーターはそれでも23kmと本当にど新車のセットアップは初めてです。新車走り始めと合わせてオーリンズ化、発病間違いなしです! 慣らし運転が終わり、前後サスペンションの動きが馴染んでから再びセットアップでのご来店お待ちしています!

舟橋 潤


#71 Koyamaxたった今入ってきた情報です。日本人ライダーの活躍で興奮さめやらぬ中、今週末に心待ちにしていたMoto GP第2戦もてぎラウンドが延期になる模様です。アイスランドの火山噴火によって航空路線が混乱している為だそうで、ライダーやチーム関係者の移動だけでなく、恐らく開幕戦カタールからマシンが運ばれていないからだと思われます。残念…なのは僕を含む観戦者以上に、日本人レギュラー選手4人とワイルドカード出場のライダー達でしょう。昨日もてぎでテスト走行をしていたG senseサポートライダー矢作雄馬選手もがっかりしているのではないかと思います。この日の為に、標準を合わせて準備してきたチーム関係者を含め、予期せぬ事態かと…。はっきりした情報ではないのですが、10月3日に延期とのことなので、あと半年楽しみを取っておきましょう! ちなみに、Koyamaxは先ほど電話で話したところ、「延期になったことでもてぎで勝てるチャンスが広がった」と、いつものポジティブなコメントでしたよ〜 しっかりマシンを物にしてからもてぎに帰ってこいよ!

舟橋 潤


オーリンズオーバーホールゴールデンウィーク目前の駆け込み需要でしょうか? オーリンズフロントフォークとリアショックのオーバーホール作業依頼が日に日に舞い込んできています。ゴールデンウィークにツーリングを予定されているオーナー様が、コンディションのいい状態で楽しまれたいのです。そう、せっかく走るのであればサスペンションはしなやかに、そして思い通りに操れる快感は何物にも変えられないものです。しっかりメンテナンスされたショックであれば、しつこいくらい連呼してますが、バイクが『より安全に、より快適に、より楽しく!』なります!
ゴールデンウィーク前の作業仕上げはまだまだ間に合います。従業員も増えたので、納期もグッと短縮できるようになりました。皆様の楽しいゴールデンウィークツーリングのお手伝いが出来るのであれば、不眠不休(ちょっと大げさですが…)で間に合わせますよ! まずは、お気軽にお問い合わせください。

舟橋 潤


2010 OHLINS Track Day明日、4月16日はカロッツェリアジャパン主催の『2010 OHLINS Track Day』が筑波サーキットコース1000で開催される為、一日出張になります。その為、終日お店は閉めさせて頂きます。ご迷惑をおかけしますが、ご了承下さい。
それにしても、天気が心配です。何とか午前中だけでもドライで走れるといいのですが… 先日のスキルアップライディングスクールの時のように、テルテル坊主作ります。前回はみごとに効果を発揮しましたからね。雨だったとしても、サスペンション講習会やお一人お一人の悩みを解決すべくお客様がご満足頂ける内容に出来るよう、尽くします。

舟橋 潤


フロントフォーク仕様変更フロントフォークオイルに引き続き、『あれこれシリーズ』第二弾です。本当にあれこれ取り留めなく書かせてもらいますが、最近フロントフォーク仕様変更のご依頼が多いので取り上げてみます。
お問い合わせの多くが仕様変更=減衰特性の変更と思われがちですが、G senseではフロントフォーク仕様変更=スプリングレート、スプリング自由長、オイル粘度、油面調整、減衰特性のトータルで考えます。それぞれの車種、使用しているタイヤ、そして何よりお客様が求めているものをしっかりカウンセリングし、試乗までしてからメニューを考えます。減衰特性は、本当に味付け程度のものであって、車体姿勢、スプリングレート、油面調整がしっかり合っていることを前提に、最後に手を付ける部分だと僕は考えます。大抵の場合、車体姿勢、スプリングレート、油面調整を見直すだけで、問題点の多くが解決します。それでも解決しない場合に初めて減衰特性まで至る作業になります。丹念に組み上げる

本日も、僕の考えたメニュー(スプリング自由長、スプリングレート、オイル粘度、油面)を関野に伝え、丹念に組み上がっていきます。今回は、OHLINS No.5オイルとあえて車種専用ではない短くレートの高いスプリングをチョイスしました。明日は、よいよ考えたメニュー内容の確認でセットアップ試乗。真冬なみになるという天気だけが気になります…

舟橋 潤


SUSPENSION OVERHAUL サスペンションオーバーホールG sense G-FORK 41ΦCARTRIDGE G sense カートリッジG sense ONLINE STORE ジーセンス オンラインストアORIGINAL OHLINS G sense SPEC INSIDE / SETUP オリジナルオーリンズG sense COLOR ORDER SYSTEM ジーセンス カラーオーダーシステムSTROKE INDICATOR ストロークインジケーターFork Adjusters for OHLINS フォークアジャスターSkillUP Riding School スキルアップライディングスクール
  • オーバーホール納期目安
  • 10営業日以上
© G sense Suspension Service