フロントフォークオイル最近フロントフォークのオーバーホール業務が多いこともあり、フロントフォークオイルの性能差について考える時間が沢山あります。フロントフォークオイルに関しては、各種ブランド、粘度指数を合わせるとチョイスが沢山あり、サスペンションを専門にやっている僕でもどれを選んだらいいのか迷います。また、今までオーリンズオイルばかり使っていたので、他社の性能も気になるところです。
ブランドのチョイスとして大きく分けて、OHLINS、SHOWA、KYB、WPなどのショックメーカーが出しているもの、MOTUL、CASTROL、WAKO’Sなどのオイル総合メーカーのもの、そしてHONDA、YAMAHA、SUZUKI、Kawasakiなどのバイクメーカーのものと分けられます。また、粘度に関しては一般的に5番、10番、15番などと大きなくくりで分類分けしていますが、しっかり40℃での動粘度指数(mm2/S)を確認してチョイスするのがベストです。(商品名として使われている数字は全くあてになりません)
また、フロントフォークオイルの性能は潤滑性、耐摩耗性、耐酸化性はもちろんのこと、消泡性が肝だと僕は思います。(減衰の安定が重要なので…)その為、色んなブランドのオイルを瓶に入れ、振ってみたりして泡立ち度合いや泡立ったものがどのくらいのスピードで消泡するかを実験と言えるレベルのことではないですが、試している最中です。また、実際にフロントフォークに入れて手押ししたり、走行性能においての違いを探っています。とても時間と手間のかかる作業なので、ある程度のテストケースが増えてきたところでまた報告します。

舟橋 潤


GSX1300R隼を試乗新年度が始まって以来、本当に忙しい日々が続いています。嬉しい悲鳴ですが、新たなご依頼を毎日頂き、作業が追いついていない状況です。新入社員関野が居なかったらどうなっていたことやら… 関野は入社そうそうフル稼働で働いてもらっています。
本日は、フロントフォーク仕様変更でご依頼頂いたGSX1300R隼を試乗し、メニューを考えてみました。オーナー様はフロントタイヤの接地感が薄いのがお悩みで、気持ちよく思ったとおりにコーナーリング出来ないとのこと。カウンセリング時のご説明が少し曖昧だった為、早速試乗確認。乗ってみるとオーナー様が言葉にできない曖昧な部分が見えてきます。バイクの動きやタイヤの接地感は人間の五感で感じる部分で、なかなか言葉で表現するのは難しいですよね。なので、しっかりカウンセリングで感じてる部分を引き出し、実際に自分も体感しないと何を解決していいのかは明確にはなりません。
今回の結論から言うと、ブレーキング時のダイブスピード(フロントフォークの沈み込むスピード)を押さえる為に、フロント圧側減衰を締め込み過ぎと、リアの伸び側減衰を抜いているのが悪循環の始まりになっていました。オーナー様は色々な雑誌で得た知識の中で、最善を尽くしてセットアップしたようですが、根本はフロントスプリングのレート不足があげられます。ノーマルフロントフォークでよくある例ですが、スプリングレートを低く設定し、油面を高めて奥の踏ん張りを出しています。この状態でハイグリップタイヤに変えると、タイヤが潰れる感覚がなく(実際に潰れないのですが…)、接地感が薄く感じます。本当にこの例は多く見られ、せっかくハイグリップタイヤに変えたのに、よい部分が引き出せません。
今回のメニューは、まずオーリンズフロントフォークスプリング9.0N/mmに交換し、油面を下げていきます。むやみに減衰特性には手を入れず、オイルの粘度で対応してみます。減衰特性を変えることがノーマルフロントフォーク仕様変更ととらわれがちですが、まずはスプリング長とレートを見直すのが鉄則です。減衰はあくまでも味付けにしかすぎませんから… 
同じ様なお悩みをお持ちの方は、是非お気軽にご相談下さい。サスペンションセッティングでもっとバイクは『より安全に、より快適に、より楽しく』なります!

舟橋 潤


オーリンズワンオフリアショック今日のブログは仕事とは言え、完全に私情がたっぷり入っています。お客様の仕事を関野に任せ、せっせと作ってみましたオーリンズワンオフリアショック! 通常ラインナップにあるのはリザーバータンク無し、車高調整なしのS46DR1Sモデルなので、作ってしまいました。メニューを考えるのに数日、組み上げ時間は数時間と考える時間の方がかなり長かったのですが、ようやく形になりました。やっぱり、タンク付きが目立ちます! 車高調整も今後セッティングする上で欠かせません。
オーリンズフロントフォークスプリング
実は、フロントフォークスプリングも既に先週のうちに装着済み。とりあえず組み込んだ状態なので、まだ油面とオイルの粘度をこれから煮詰めて行きたいと思います。車体姿勢を見直し、前後バランスをしっかり取ってみます。いや〜今日も発病! しっかり試乗車として、誰が乗っても発病できるバイクに仕上げます。楽しみにしていて下さい!
舟橋 潤


目黒川の桜本日は、新入社員関野にお店を任せ、都内へ打合せの為出かけました。雨だったのでバイクで行くのをやめ、久しぶりの電車移動。中目黒駅近くを流れる目黒川で撮った一枚です。何とも素晴らしい風景で、都心でもこんなに静かで癒される場所があったとはビックリです。この目黒川周辺は、以前親友が住んでいたこともあり、良く行く場所だったのですが、桜満開の時期に当たったことがなかったので、尚更ビックリです。今週は、長男の小学校入学式、次男の入園式と立て続き、何かと『桜』を意識する数日ですが、間違いなくこの目黒川に咲く桜のトンネルが一番でした。数日後には、この川が散った桜で埋め尽くされる光景が楽しみになります。お薦めスポットですよ!

舟橋 潤


ファンライド祭り以前のブログにも書いたイベント内容ですが、ついに開催日が決定しました! 5月16日に白糸スピードランドにてファンライド祭り』を開催します。このイベントの趣旨は、キャッチコピーにもあるように『世代を越えてみんなでライディングを楽しむ』ことに焦点を当てました。僕もそうですが、ちびっ子のポケバイやミニバイクのライディングを見て楽しめたり、学んだりできることもあれば、初心者の大人がサーキットで気軽に走れる場所を提供することがテーマです。
今回、この趣旨に賛同して頂いたRSタイチ様のご協力で、ツナギも数着レンタルできることになりました。サーキットを走ってみたいけど、「ツナギを持っていない」や「サーキットは敷居が高そう」などの壁を取払い、大人と子供がバイクを通じて楽しめる祭りにしたいと思います。開催場所の都合で、多くの台数が入りきらないので、定員になり次第、締め切らせて頂きます。参加ご希望の方は、『イベント』ページからお申し込み下さい!

舟橋 潤


MONSTER 400先週末も寒い中、多くのお客様にご来店頂きました。しかし、日曜日の夕方より体調が悪くなり、このブログも途中まで書いてダウン… 結局、今日になって遅れてのアップになってしまいました。暖かくなったり寒かったりと、温暖の差が激しすぎる最近の気候が原因だと思います。天候に関係なく元気にバイクを乗り回す皆さんも気を付けてください。
話を戻して、以前ノーマルでセットアップさせて頂いたMONSTER 400のオーリンズリアショックワンオフ製作をご依頼頂きました。オーナー様は免許取り立ての女性初心者ライダーですが、すっかりサスペンションセッティングに虜です。そのきっかけが、サスペンション講習会であり、その後弊店でのセットアップでサスペンションによって乗りやすくなることを体感し、そして今回ついにオーリンズを手に入れたくなってしまったという訳です。ラインナップにない車種だけに、ワンオフ製作まで踏み切った彼女の発病度合いは半端ではないです。しっかり、満足できるものを製作していきたいと思います。
また、ロードライダーに掲載頂いた特集の影響で、ZRX1200のオーナー様とカウンセリングさせて頂きました。ZRX1200の素性から始まり、セッティングの方向性などじっくり説明。次回、セットアップのご予約を頂いたので、発病者をまた増やせるようにメニューを考えていきます。サスペンションで遊ぶ楽しさを一人一人に伝えて行きたいと思います。

舟橋 潤
ZRX1200ZRX1200


F800シリーズツーリング1本日も開店しました。しかも天気もいいので開店前の早朝から、私情車F800Rでひとっ走りしてきました。行き先は、久里浜港東京湾フェリー乗り場。先日、講習会に参加されたF800ST乗りのお客様からのお誘いで、F800シリーズツーリングに参加させて頂きました。僕は横須賀PAで合流し、わずか30分程度しか一緒に走れませんでしたが、フェリー乗り場でF800シリーズのサスペンションについてお話させて頂いたり、お互い情報交換をするとてもいい機会でした。
F800シリーズツーリング2
天気のいい土曜日の朝から、好きなバイクを眺めながら共通のバイク談話が出来るのは最高です! 皆さんOHLINSステアリングダンパーに興味を持って頂き、具体的にサスペンションの質問も沢山頂きました。フェリー出発までのわずかな時間でしたが、楽しい一時を過ごせました。残念ながら、僕だけ店舗に戻らなくてはいけないので、フェリーに乗り込んでいく5台のF800をお見送り。また、次回は横浜ツーリング&G sense講習会F800シリーズ編でお会いできることを楽しみにしています!
舟橋 潤
F800シリーズツーリング3


今週末は、全日本ロードレース選手権が筑波サーキットで開幕します。先週もサポートライダーのテストに立会ったり、メンテナンスを含め忙しかったです。明日4月2日は最後のテスト走行にレーシングサポート業務の為、終日出張。お店は営業していないので、予めご了承ください。週末の土日は、通常どおり店舗営業致します。新入社員関野に入社早々にレーシングサポート出張を任せ、僕はご来店頂けるお客様のサービスに徹します。
週末は天気も良さそうなので、バイクに乗って観戦に行く事をお薦めします!(僕はお店でお留守番ですが…お店にも遊びに来て下さいね〜) G senseサポートライダーのGP3クラス矢作選手、JSBクラス須貝選手にご注目下さい!
GP3クラス矢作選手JSBクラス須貝選手

舟橋 潤


4月1日、新しい年度がスタートしました。日本独自の年度制度だと思いますが、4月1日から学校年度がスタートしたり、社会人は入社式が行われたりしますね。そんな日に、G senseにも初の新入社員が入社してきました。名前は関野洋樹、僕と同じ年の34歳で全日本GP125クラスにも参戦していた経験の持ち主です。前職で一緒に全日本でレーシングサービスも2年経験し、苦楽を共にしてきた仲です。
起業してまだ3ヶ月も経ちませんが、これから構想している業務に彼の存在は欠かせません! これからも一緒に常に新たな挑戦をして行きたいと思います。そして、お客様により良いサービスを提供できるよう、邁進していきます。是非、即戦力のある関野洋樹を宜しくお願いします。
新入社員の関野洋樹
G sense 代表 舟橋 潤 


BMW R1100S久しぶりの試乗セットアップの紹介です。オーリンズリアショックBM205の不具合で作業依頼を受けていたBMW R1100Sです。原因はシャフトエンドの緩みによって、伸び側減衰が全く機能していないのが原因でした。あまり緩むところではないのですが…
早期発見によって、何事もなく無事にO/H&修復をしました。皆さんもサスペンションの動きに少しでも異変を感じたら、すぐにご相談下さい。特に、オーリンズの場合は調整機構を調整しても変化がない、伸び側減衰アジャスターのクリック感がない、オイル漏れなど、疑いがあるときは早急に対応すれば、最低限のパーツ交換やO/Hで解決します。
そして、オーナー様の希望で試乗セットアップもご依頼頂いたので、いつものようにセッティングして試乗を繰り返します。BMWが独自のテクノロジーとして採用しているフロントのテレレバーの動きが独特で、理解するのに少々手間取りました。アクセルのオンオフでの前後ピッチングは出るのに、ブレーキングでのダイブが少なく、一般的なテレスコピックフォークとは動きが違います。当然、前後ピッチングを合わせる方法が変わってきます。新たな発見が多く、興味深いセットアップになりました。サスペンションは本当に奥が深い! オーナー様の感想が楽しみです。

舟橋 潤


SUSPENSION OVERHAUL サスペンションオーバーホールG sense G-FORK 41ΦCARTRIDGE G sense カートリッジG sense ONLINE STORE ジーセンス オンラインストアORIGINAL OHLINS G sense SPEC INSIDE / SETUP オリジナルオーリンズG sense COLOR ORDER SYSTEM ジーセンス カラーオーダーシステムSTROKE INDICATOR ストロークインジケーターFork Adjusters for OHLINS フォークアジャスターSkillUP Riding School スキルアップライディングスクール
  • オーバーホール納期目安
  • 4〜5週間
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