FGR100

カテゴリー レース

先日twitterでもつぶやきましたが、OHLINS最高峰フロントフォークFGR100が入荷してきました。OHLINSの最先端技術が惜しげもなく注がれ、現在市販されているフォークでは間違いなく一番です。もちろん値段もビックリ(大抵のバイクが買えます)ですが、一つ一つのパーツを確認するとうなずけます。本物ならではのオーラーがプンプンして興奮しちゃいます。
通称ガスフォークと呼ばれ、リザーバータンクがボトムケースに付いているのが特徴ですが、基本コンセプトはTTXリアショックと同じ構造になっています。
FGRシリーズは毎年受注生産の数量限定で、尚かつマイナーチェンジを繰り返しているのですが、2011年モデルの変更点は外観からはアウターチューブのデザインが変わったことぐらいしか分かりません。写真左は2008年モデルのFGR800のアウターチューブ、右が縦剛性は上げて横剛性を落としたFGR100です。
中身は昨年モデルのFGR000から25mmピストン(それ以前は20mm)が採用されていて、僕や関野が経験してきたFGR900までとはベースセッティグがかなり変わっています。また新たに勉強することが増えてワクワクするし、何よりライダーのファーストインプレッションが楽しみです。

舟橋 潤


すでに報道などでご存知の方も多いでしょうが、6月6日にライダースクラブ編集長竹田津さんが不慮の事故に遭い、享年39歳にて永眠されました。あまりにも突然の出来事で、僕の中でも「ありえない」としか受け入れられず、この三日間重い時間が過ぎていました。
今日、最後のお別れに行って受け入れざる終えない現実と向き合いつつも、竹田津さんとの思い出を回想させ、お互い駆け出しの編集部員だったころに出会ったこと、最後に会ったのは昨年末で、酔いつぶれた竹田津さんを宿のベットまで担いだなぁ〜とか、酔いつぶれるまではお互い真剣にバイク業界のことを語り合ったなぁ〜とか、最近プライベートでツーリング行こうと約束していたのにお互い忙しいを理由に実現していなかったこととか、色々思い出されます。でも何より、これほどバイクを愛していた人もいなかったなぁ〜と改めて思いました。
竹田津さんの意志を引き継いで、僕はこれからももっとバイクを愛し、乗り続けたいと思います…合掌

舟橋 潤


昨晩アップしようとしていたネタですが、ネットのシステム問題でアップできず…今朝、ようやく原因が判明しました。一昨日は携帯の電波障害、昨日はネットのシステム問題で何だか仕事が思うように進まず。問題が出た時に現状を見直すいい機会と捉えれば、より良い環境にアップグレードするチャンスと前向きに捉えるようにしてみます。
本題に戻りますが、数週間かけてお預かりさせて頂いた1198Sが完成しました。何と言ってもこのお客様、はるばる奈良県からご用命頂きました。
フロントにFGR&T、リアにTTX36に変更済みを更にアップグレードです。フロントは油面とスプリングレート変更、リアはリンクも変更してあったので、これにあったスプリングレートとショック全長の変更、伸び側減衰の仕様変更と気になる部分は全て見直しました。お客様の『全てお任せします』の一言は、『頼まれごとは、試されごと』と捉えている僕の中でも、最高レベルの一言です。
今までの1098系で得たスプリングレートとプリロードのデーターと合わせて、新しい試みとなるショック全長の変更を試すことに至ったのは、ブレーキング時のリアの高さが気になったからです。トップアウトスプリングをもっと硬くて長いものがあればそれを試すのですが、TTX36はすでに185N/mm x 8mmという一番硬い設定がチョイスされています。OHLINSに限らず、最近のシングルショックにはほとんどトップアウトスプリングが入っていて、ショック全長の本当の基準は伸びきり時(トップアウトスプリングが縮みきったとき)の長さが重要です。この本当のショック全長の話は長くなるので次の機会にまた書きます。
それにしてもこの1198S、自分で言うのも何ですが素晴らしい乗り味になりました。遠方から全面で信頼頂き全てお任せ頂いたオーナー様に、いいお返しが出来る仕上がりだと思います。『頼まれごとは、試されごと』、ありがとうございました!

舟橋 潤


昨日早朝に帰国していましたが、帰ってきてそうそうどっぷり溜まった仕事に追われやっと久しぶりのブログアップです。『忙しい』を理由に字のごとく『心を亡くさない』ように頑張っております。何より昨日、今日と梅雨の一休みの晴天で通常以上のご来店を頂き、ご用命ありがとうございました。
今週を振り返ると移動かバイクに乗っているかのどちらかで、飛行機、車、電車、バスとありとあらゆる乗り物に乗っている時間が本当に長く、残る時間は疲れで即ベットといった感じ… 
その中でも圧倒的にバイクに乗っている時間が長かった〜 手のひらがマメだらけです。
この写真は今回一緒にテストしたライダーTopan(16歳)と英語で通訳をしてくれたTopanの彼女と二日間のテスト終了後に撮ったものです。このTopanがすごい才能の持ち主で、久しぶりにいいライダーと出会いました。限界領域でのマシンコントロールの能力は持って生まれたもの(才能)としか思えないものを感じました。近い将来、Topanの名を聞くことになると思うので覚えておいて下さい。持って生まれてこなかった僕は、マメを作るほど走りこんでもまだまだだなぁ〜

舟橋 潤


普段の仕事とは離れた話なのですが、一昨日、昨日とそれぞれ僕がもっとも尊敬する二人の先輩大社長と連日ゆっくり会って沢山お話をさせて頂きました。特に僕自身が現状に悩んでいる訳ではないですし、相談でもなかったのですが、『どこへ向かうか』をテーマにアイディアを頂きに会いに行きました。
「目的地に着くためには、先ずは出発しなければならない」、或いは「どこかに行こうと思うならば、先ずは今いるところに留まらない決心をしなければいけない」-銀行の元祖のような存在であるJPモルガンの創業者であるJ.P.モルガン氏の言葉です。最近この言葉を見つけたのですが、あたりまえのことを言っているのですが、なんとも含みを持った言葉だと感じました。なぜだかこの言葉が気になり、毎日のように自分自身に問いかけ、間違いなく僕は今いるところに留まらない決心だけは出来ていることだけは確信しました。しかし、『どこへ向かうか』が未だ明確ではないのです。
ただ、この二日間尊敬する二人の先輩大社長との会話の中で、ようやく自分が『どこへ向かうか』が見えたような気がしてます。心新たにまたしばらく働きまくります!
今の話とは関係なく、やばい、早く出発せねば…これから3時間後のフライトで海外出張に向かいま〜す。土曜日朝には戻りますが、留守中は関野までお願いします。

舟橋 潤


梅雨入りしちゃったみたですね。今日の天気はまさにそんな感じ… 梅雨入りが早いということは早く終わるのかな? まあ、気合いで梅雨を乗り切りましょう。そう、僕の場合は何でも気合いです!
とは言っても、気合いだけではセットアップが進みません。作業が終了したこのR1も、ドライコンディションでの最終セットアップが出来ないが為に(写真はお預かり時試乗のもの)止まってしまっています。本来なら明日にはお返しできるはずが… 楽しみにお待ちのオーナー様、今しばらくお待ち下さい。
本日ご紹介するのは、またまた二代目YZF-R1です。先週も一台ご用命頂いたのですが、今度はそのお友達の車輌です。当店では、ご用命頂いた車輌が数日後にまた同一車種で連鎖することがよくあります。先月はK8、K9が本当に多かったなぁ〜 たまたまの場合もあるのですが、大半が口コミや同一車種のお友達同士のご紹介がかなり多いのです。ありがたい話で、本当に嬉しい限りです。
今回の作業内容も先週ご用命頂いたR1同様、フロントフォークのO/H&セットアップです。同一車種連鎖でありがたいのが、当店としても一気に同一車種でデーターが収集&活用できる点です。また、タイヤ銘柄の違いが把握出来たりと一気に経験値が高まります。当然、お客様の体格や乗る場所、ご希望に合わせて応用しやすくなり、うまく仕上がります。同一車種連鎖の法則は、当店にとってもお客様にとってもいい循環になっています!

舟橋 潤


天気の悪い日は、必然的にセットアップの仕事は止まるので、その分普段気になっていることを思考することにしています。そう、じっくり机の上で考えてアイディアを出すのです。で、前々からOHLINSのニュージェネレーションツインショックの減衰特性に思うところがあったので、今日は関野と意見を出し合いながらシムの配列(減衰特性を変更する部分)やらニードル穴径(オイル流量を変更する部分)を考えてみました。
ニュージェネレーションツインショックのどの車種もですが、もっと伸び側減衰(特に低速)が欲しくてアジャスターを締め込むと圧側が必要以上に立ち上がってきてしまうのが気になっています。もっとベースで伸び側低速を出すだけでいいのか、圧側のボリュームを落とすのか、組み合わせを何種類か考えてみました。マニアックなブログ内容になってしまいましたが、今日は頭のモードがそうなっちゃったのでご理解を…
あとは、実際に組み上げてみてショックテスターで数値を確認し、最終的には実走確認です。シングルショックのS46やTTX36ではレースで散々やり尽くして把握出来ているので、ニュージェネレーションツインも把握できて、街乗りでよりしなやかな乗り味を提供出来るようにしていきます!

舟橋 潤


もう梅雨入りなんですかね? 明日からはしばらくバイクに乗れそうもありません… 梅雨の時期、バイク乗りにはしばらくの辛抱です。
昨日に引き続き、何とか雨が降り出す前に1098Sを一気に仕上げました。方向性は昨日掴んでいたので、車体姿勢を変更した上でサスペンションの調整の範囲で仕上げていきます。そう、車体姿勢を変更するとかろうじてスプリングのレートを変更しなくても、プリロード量を出荷時より大幅に変更することで、スィートスポットが見つかりました。
ただし、これはワインディングや街乗りが前提です。サーキットで気持ちよく走るには、やぱりフロント、リアともにスプリングレートは見直すべきだと思います。リンクはノーマルのままでぜんぜん問題ないと思います。916、996、998、999から1098と全て通じるものですが、旋回時のフロントの高さとリアのリバウンドストローク量が肝で、この部分をきっちり仕上げると安定感が生まれて本当に気持ちがいい! しっくりきてない1098Sオーナーの皆さん、調整の範囲で乗りやすくなるいいメニュー見つかりましたよ!

舟橋 潤


今日は朝から気持ちがいい天気でバイク日和。いつも以上にこの二台のDUCATIをじっくり乗って、方向性を掴むべく時間をこれ以上なく贅沢に取らせて頂きました。偶然にも同じ二台の車輌でも、ノーマルOEMから装着されているOHLINSが装着された1098Sとアフターで販売されているFGR&TとTTX36が装着された1198Sの比較も出来ました。
この二台は共通してそれぞれのオーナー様から『乗りにくいから何とかして欲しい!』とのご依頼です。それぞれの作業内容は後日一台づつ紹介しますが、今日一日でまた一歩DUCATIというバイクが掴めた感じがします。そして何より、今ひとつ好きになれなかった(理解しきれてなかったから?…)DUCATIが本当に好きになってきました。オーナー様が訴えているだけあって、当然一癖も二癖もあるバイクなのですが、うまく調教方法が分かってくると楽しくて! 明日も引き続き、スプリングレート変更、リアTTX36の仕様変更試してみます。

舟橋 潤


G senseの一週間がまた今日から始まりました。一週間のスタートが朝から雨だと気分的には凹むのですが、見事予報どおり昼から雨も上がり週末お預かりした車輌を一気に乗り込みチェック完了。バイクに乗って仕事がはかどれば、天気同様気分も晴れ上がります!
本日ご紹介するゼファー1100はOHLINSリアショックO/Hとセットアップでご用命頂きました。今年に入って、ご用命頂いているバイクがスーパースポーツばかりで、何だか久しぶりのネイキッドです。ゼファー自体も1年ぶりぐらいかな?
久しぶりのネイキッドという理由だけでなく、ゼファーらしいと言った方がいい重さで最初は戸惑いセットアップの方向性が見出せなかったものの、リアショックをO/Hしてリアの動きを中心にしっかりセットアップするとフロントフォークの動き自体も変わり、安定感がでました。今回はショック上下のゴムブッシュも新品に交換したので、リアの動きが分かりやすくなります。車重も関係していると思うけど、これほどブッシュで違いを感じたのも初めてです。ツインショックはゴムブッシュがひび割れしてないかも、O/H時期の目安にしてみて下さい。

舟橋 潤


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