本日、非常に珍しいTTX36が作業依頼として入庫したのでご紹介します。確か、2009年にOHLINSから数量限定で発売されたLimited Editionです。MotoGPレプリカ品として発売され、圧側、伸び側の減衰調整がスペシャル品になっているのと、プリロードアジャスター調整ノブが装着されています。まぁ、見た目だけで中身は通常品と何ら変わりがないのですが… 
このショックは未使用品にも関わらず、ショック全長変更の為にエンドを交換し、スプリングレートも変更になりました。
MotoGPレプリカ品としての演出として、一般の人がみれば訳の分からない数字が入ったテプラも貼ってあります。この数字は、作業者がショックの仕様を判断する時に使うOHLINS内部の暗号です。当店で仕様変更されたショックにも、同様のOHLINS暗号とG sense独自の暗号の両方を記載しています。G sense独自の暗号はもちろん僕と関野だけしか分からないもので、企業秘密です。最近、仕様変更したお客様から『この数字の意味は何ですか?』と丁度聞かれたばかりだったので、ネタにしてみました。

舟橋 潤


天気だけはどうすることも出来ません… 朝から予報どおりここ横浜もずぅーと雪です。本日お渡しできる完成車も、入庫予定だった車輌やこの週末のご予約も大きくスケジュール変更が必要です。
このYZF-R1も昨晩作業が終了し、残すところ最終セットアップの時点で止まってしまっています。そう、写真を撮っていると走り出すその瞬間をじぃーと待っているように見えます。OHLINSスプリングを組み込んで仕様変更したフロントフォークもO/HしたリアTTX36もその瞬間に備えて待機しているように感じました。
僕が走り出すその瞬間を待ち遠しくしているからかもしれませんし、作業し手を施すことが物への感情移入が出てくるのもあります。今回は、オーナー様が筑波サーキット10秒切りを達成されたので、次のステップに合わせて仕様変更&メンテナンスです。OHLINSスプリングでレートアップと考えたセッティグメニュー、作業、そして最後の仕上げで確認が待ち遠しい。バイク同様、その瞬間をじぃーと待ってみます。

舟橋 潤


3日ぶりのブログアップになってしまいましたが…、ここ数日インフルエンザではないのですが風邪がなかなか良くならず、夜は早く寝てしまっていて…書けずじまい。やっと復活したので、8日の榛名モータースポーツランドでのNSF100&TTX36テストレポートです。
今回はお客様からのご用命で榛名でNSF100にご購入頂いたTTX36を装着し、セッティング出しまでやらせて頂きました。真冬でもやっぱりサーキットの仕事は楽しい! 初めての榛名ということもあり、榛名と言えば青木三兄弟の地元、そして長男宣篤兄さんがチャリトレの途中にわざわざ駆けつけてくれました。アドバイスは、『とにかく行けるところまで、行け!(宣)』…『ラジャでございます!(僕)』。宣篤兄さんのNSF100の参考タイムだけ教えてもらい、セッティングを煮詰めながらとにかく行けるとこまで… 当たり前ですが、兄さんのタイムには及ばないものの、何とか1秒落ちまで行けたし、何よりお客様もタイムアップ&乗りやすいと喜んで頂けました! 
舟橋 潤


明後日の2月8日(火)は、ミニバイク用TTX36のテストの為、終日関野と二人揃ってお出かけになります。ご来店をご予定されていた方には大変ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。
行き先は、初めての榛名モータースポーツランドです。久しぶりのミニバイクなので、しっかり乗れるかな? タバコを辞めたお陰で体重を落とすのが難しい… 何せご飯がおいしい! まぁ〜言い訳なんですが、そろそろバイクにしっかり乗れる体づくりも再開します。

舟橋 潤


この時期としては本当に暖かい日々が続いています。バイクでご来店頂ける方々も増えてきて、皆さん動き出してきましたね! って感じで、気が早いですが、早速ツーリングも企画しなくてはと思っています。
本日ご用命頂いたのは、70歳を越えても未だに走るのが大好きというF800STにお乗りのお客様です。足付き性と走り出してからの軽快感をお求めで、セットアップと合わせてリアをOHLINS BM707を装着させて頂きました。リアショックの変更に伴い、すでに仕様変更されたフロントのセットアップも施しました。
いつもお話しているように当店では、通常運行でストローク量は8割に合わせ込み良く動かすのですが、無駄な前後ピッチングは出さないようにセットアップを進めます。ピッチングが全く出ないと大抵軽快感が無かったり、不意にピッチングを起こすようでは積極的に操れないので、丁度いいところを探します。前後ピッチングは車体姿勢、ブレーキの効き、アクセルレスポンスを含めて特性を掴み、プリロード量と減衰調整で合わせ込んでいきます。倒し込みの軽快感はタイヤの特性(今回はMI Power Pure)が影響するので合わせて考慮する必要があります。F800シリーズは素性がとっても素直なバイクなので、やりやすい車輌の代表例でもあります。どこまでも走り続けたくなるような、本当に気持ちよい仕上がりになりました!

舟橋 潤


写真のダイヤルを見たことがない人は何だこれ…? でしょうが、BMW車でヘッドパイプ付近に備わったこのダイヤルこそがBMWの登録名称『テレレバー』というサスペンション機構の証しなのです。この『テレレバー』は通常のフロントフォーク(テレスコピック方式)と違い、タイヤ、フェンダーの上から車体にA型のアームが延びていて、車体の奥にショックユニットが備わっています。で、このダイヤルはそのショックユニットOHLINSのエンド部分にあたる伸び側減衰の調整ダイヤルです。

いきなり小難しい『テレレバー』の解説から始まってしまいましたが、今日は急激に暖かくなってバイク日和なのと、お預かりしている苦手意識のあった『テレレバー』なR1100Sが目の前にあったので、とことん攻略してみました。O/HしたばかりのナイスコンディションなOHLINSで、調整→走る→考える→変更→走る→考える→変更を何回も日が暮れるまでやってました。アクセルのオンオフでの前後の加重変化と、ブレーキング時の前後の加重変化が全くリンクしない『テレレバー』は、乗り方も慣れが必要ですが、サスセッティングはもっと難しいです。
でも、今日は全てを一通りやり尽くした結果、見えてきましたよ! 『逆も真なり』、サスペンションは奥が深いな〜

舟橋 潤


OHLINSネタが続いていたので、久しぶりのノーマルサスペンションO/Hネタです。標準で装着されているノーマルサスペンションのOEMメーカーも様々ですが、大抵は国産3メーカー(SHOWA、KYB、YMHS)が多いです。で、フロントフォークのセッティングの方向性も各メーカーによって特徴があります。当店でO/Hする際は、この各メーカーの特徴を把握した上で試乗し、油面の変更やシングルレートスプリングへの変更など、行っています。オーナー様の走るシチュエーションやタイヤの種類、リアショックがOHLINSの場合など、状況に応じてメーカー指定数値から大幅に変える場合もあります。また、当店では全てOHLINSフォークoilを採用しているので、オイルでの違いも動きに出ます。こうした一つ一つの内容も重要ですが、最終的には組み上げる作業者の腕の差とセットアップする方法が決めてにはなりますが…
リアショックに関しては、特にサーキット走行に的を絞っていたり、スプリングレートの変更がない限りは通常O/Hをお薦めしています。また、車高調整機能の必要性や減衰調整の変化量を考えると、仕様変更で中途半端に金額が積み上がるのであれば、先々も考慮してOHLINSをお薦めしています。
こうして色んなウンチクを書き並べても、ノーマルサスペンションであれ、OHLINSであれ、メンテナンスを定期的に行うのが一番! これはサスペンションに限っての話ではないと思います。
かなり防寒しているのもありますが、今日はバイクに乗りながらも久しぶりに寒いと感じないくらいになってきました。シーズンインの足音も聞こえてきている(気が早いだけか?…)ので、メンテナンスを検討されている方は、お早めにご相談下さい。

舟橋 潤


昨晩は、Koyamaxこと小山知良選手がシーズンオフのトレーニング用に購入したNSF100と共にをお店に来てくれました。Special好きなKoyamaxの為に、OHLINS TTX36にG senseで開発中のチタンスプリングを装着し、僕に匹敵するGold好きなので出来立てホヤホヤのGoldアルマイト処理したリテーナーを付けてあげました。『カッコいい!』を連発しながら、ニコニコな姿はまさに普通のバイク好きな兄ちゃん… これでテンションを上げながら楽しくシーズンオフの走り込みに励んでもらえれば、何よりです!
今年はG sense主催のイベントにもスケジュールが合えば参加してくれたり、これから大型免許も取得してツーリングにも一緒に行きたいと話が盛り上がり、気がつけば真夜中… 今シーズンの動向も聞きましたが、本人の正式発表を今しばらく待ちましょう!
頑張れよ、知良!

舟橋 潤


待ちに待ったMotoGPの2011シーズンが昨日セパンテストから始動しました。今年は例年になく移籍があり、興味深いシーズンになること間違いなしです。このシーズンオフの間、何人ものお客様に今年のMotoGP予測を聞かれましたが、僕はHONDAに電撃移籍したC・ストナーをチャンピオン候補に上げています。チャンピオンのJ・ロレンソとの一騎打ちになりそうですが、最終的にストナーです。
昨年のもてぎコースサイドで観ていても、ストナーのライダーとしての能力は他を圧倒しています。ロッシ同様、DUCATI時代のスタッフごと(OHLINSの担当者含め)HONDAに移籍したことも大きな強みなのではないかと…
ちなみに、昨日のテスト初日はやはりストナーが頭一つ出る結果です。乗れている時のストナーは誰にも手がつけられない感じが早くも表れている気がします。対照的に、DUCATIに移籍したロッシは苦労している模様です。今日も、motogp.comから目が離せません。

舟橋 潤


本日はDUCATI 999Sに標準装備されているOHLINSフロントフォーク減衰特性の仕様変更とカラーオーダーのご紹介です。減衰特性の仕様変更に関しては、他のサスペンション専門店にてすでに手が入っているものを見直す作業です。圧側の低速域がビックリするぐらい変わっていたもので、正解がないものだけにここまで考え方の違いがあるとは勉強になります。当店の考えに基づいた味付けに変更し、お客さまに合うかどうかの結論はお客さまに委ねて、お客様に納得して頂けるまでトコトン追求するまでです。
カラーオーダー頂いたフォークボトムとトップキャップは、シャンパンゴールドを施しました。ただ、材質によって色見が変わってしまうのがアルマイトの難しところで、フォークボトムに関してはインナーチューブに限りなく近い色合いになりました。赤い車体に引けを取らない押し出しの強い存在感が出ているはずです。
乗り味、色見ともにお客さまのコメントが気になる一品です。遠方からのご用命、ありがとうございました!

舟橋 潤


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