ベテランライダーからリターンライダーまで、幅広い”オヤジライダー”達を満足させる雰囲気たっぷりなホンダCB1100。走り出してしまえば誰もがとっつきやすく乗りやすいバイクなのですが、シート幅がありステップも微妙な位置で以外と足付き性はイマイチです。また、車重もあるので背の低い方などは特に足付き性で不安を持たれている方は少なくないです。
今回は、お客様のリクエストに応えるべくリアショックのOHLINS化と合わせて足付き性向上計画を実行してみました。
CB1100用OHLINSリアショックには車高調整機能が装備されていて、純正比でプラス5mm、マイナス5mmの範囲でショック長を変えられます。ただ、マイナス5mmでは劇的には足付き性が向上とはいきません。今回は仕様変更を施し、ストローク量を減らし全長を最初から短くしてトライ。リアだけ車高を落とすと、走行性能を犠牲にするので、当然フロントフォークの突き出し量で前後バランス良く落としてみました。また、スイングアームの垂れ角も当然変わってくるので、しっかり動きを出すようにプリロード量も合わせる必要があります。
ノーマルのサイドスタンドが使える許容範囲内でやってみましたが、思ったより足付き性は劇的に良くなり、そして全く乗り心地や運動性能に影響なくある意味普通な乗り味。やはり、誰もが乗りやすく感じるベースの素性とOHLINSの動きがいい証拠ですね。オーナー様の不安が取り除かれるのが楽しみな仕上がりになりました!

舟橋 潤


昨日は天気もよく、本当にテスト日和でKoyamaxこと小山知良選手と楽しく一日中バイクに乗ってきました。新旧バルブの比較から始まり、新バルブの特性を掴む為にシムを変えて仕様変更しながら何種類も試しました。しかも、2st(NSRmini)と4st(NSF100)の両方の車輌を使いながらなので、二人で分担しながらもコース上ではちょっとしたバトル(僕が抜かれるのを必死でブロックするだけの…)しながら、テストながら楽しく周回を重ねました。最後は二人とも満足な仕様が見つかったので、『やっぱりOHLINS最高〜』とKiss!
この仕様を2011年のG senseスペックモデルとして販売できるよう、まずはサポートライダーの実践投入をしてみたいと思います。
テスト終了後は、Moto2への乗り換えの為に取り入れているモタードトレーニングも見せてもらいました。進入スライドもすでにマスターして、スペイン選手権でのMoto2で大暴れしてくれそうです。G senseテストの模様は本人のKoyamaxブログでもご確認下さい!
http://ameblo.jp/max71/
舟橋 潤


少しずつ暖かくなるにつれ、試乗セットアップ(カウンセリングプログラム)のご用命が再び増えてきています。本日ご相談を受けたGSX1300R隼は前後ノーマルサスなのですが、『リアの硬さが気になりプリロードを抜いていった結果、バランスを崩して乗りにくくなってしまった』というお客様です。プリロードを抜いて単純にリアの硬さだけが取れればいいのですが、車体姿勢も変わってしまうので難しいところです。もともとリアが低い姿勢の隼では顕著にハンドリングにまで影響が出てしまいますね…
この場合の根本的解決は、スプリングレートを下げてセットアップするのがセオリーですが、今回は調整の範囲でどこまでセットアップできるかやってみました。お客様の体重が日本人平均より上なので、ある程度は可能であると判断しました。
僕の場合前後バランスは、車体の高さ(1G)で計るのと、リバウンドストローク量(0G−1G)の両方で確認をします。これは静止状態の数値もある程度重要ですが、走っているときの動的姿勢の方が重要です。走っているときの動的姿勢の確認方法は自分なりに持っていて、この基準でセットアップしています。車種によって、簡単にバランスが取れるもの、そうでないもの色々ですが、こうして台数をこなすことでデーターと傾向と対策が蓄積されていくのが、G senseの強みになると思います。

舟橋 潤


急ではありますが明日2月23日は終日休業とさせて頂きます。予めご了承ください。
先日もブログに書いたTTX36のバルブ比較テストに行ってきます。全てが把握できて心のモヤモヤが取れるといいな! 小山知良選手も一緒にテストに参加してくれるので、楽しく有意義なテストにしてきたいと思います。結果報告はまた明日します!

舟橋 潤


決して洗練されているとは言えない、でも今でも古さを感じさせないこの面構え。すでに10年が経過したK1ですが、このマスク同様今でも古さを感じさせない走りに今日はすっかり虜になりました。十分速いし、それでいて尖ったところがないので現行の隼をおもいっきり軽量化したような乗り味で、久々にどこか遠くまで走って行きたくなる要素を持っています。スペック上の数値やレースベースとしてのポテンシャルを追求しすぎた現代のスーパースポーツバイクに失われた物が、たっぷり詰まっていて味わい深いものを久しぶりに感じました。
考えてみれば、この頃のレースベースのバイクは750ccでしたね。このモデルが尖る必要が無かった時代背景もあるんでしょうね〜 本当に乗りやすい!
お客様は、前後サスペンションともにO/H時期でもあるので診断を希望されご来店頂きました。現状でタイヤのコンディションが良くないこともあり、前後サスペンションをO/Hする前にタイヤ交換を優先するようにお薦めしました。タイヤのコンディションがあまりにも悪い状態で、サスペンションを良くすると転倒につながることがあります。
僕も何度もこの罠に陥っていますが、サスペンションが良くなると何でも出来る気分になり、過信して転倒… 当店はサスペンションサービスを提供していますが、基本はバイクを『より安全に、より快適に、より楽しく!』することが仕事なので、計画的にバイクライフを楽しめるプランも一緒に考えてご提案しています。サスペンションを何かすることが目的ではなく、バイクを『より安全に、より快適に、より楽しく!』する為のサスペンションサービスを心がけています。

舟橋 潤


以前のブログにショック単体として完成した時にお見せしたことがあるとは思いますが、本日再度車輌に付いた状態で試乗セットアップをさせて頂いた前後OHLINSカラーオーダー品が装着されたCB1300SFです。オーナー様とは何度も色の打合せをさせて頂き、またTTX36用Compアジャスター流用のアイディアを頂いたりとカラーオーダー含め初の試みが詰まった僕の中でも思い入れのある一台です。
もちろん見た目だけでなく正立フォークはG senseスペックにアップグレードし、装着された他の最高級パーツの性能を存分に引き出しています。乗り味はまさに最高としか言いようがないです! 全く角のない乗り心地と無駄なピッチングをおこさない軽快感を兼ね備えた仕上がりは、上質なものに乗っている感覚がビシバシ伝わってきます。一切の妥協無く思う存分仕事をさせて頂けるオーダーを頂いたオーナー様には本当に感謝です。
舟橋 潤


この数日、僕と関野の頭の中を占領しているTTX36の新しい心臓部(バルブ)です。左側が2008年に登場した二世代目で、右側が今年登場した四世代目の心臓部です。心臓部と呼んでいるだけあって、オイルが流れるこのバルブの穴の形状が変わるだけで、ショック自体の性能そのものが大きく変わります。シムの厚みや並びを変えるのは、ある意味調整の範囲であって、根本的な性能やキャラクターを決めるのはバルブです。二世代目がかなりの優れものなので、それに変わる新型四世代目の性能が気になるところです。
そもそも、先日初めてこの新バルブが搭載された隼用TTX36に乗って、その乗り味が従来品と印象が違うことに端を発して頭の中を占領し始めました。未だ新バルブの情報がない中で、気になって夜も寝れないので来週サーキットでテストをすることにします。情報が出てきたところで、体験に勝るものはないので! 新型四世代目もしっかり把握して、優位性を引き出したいと思います。

舟橋 潤


ブルー光線が『ピカーン』と光るライディングジャケット〜 カッコ良すぎです! たまにはサスペンション以外の話題を取り上げてみました。本日RSタイチさんから送られてきた新作ジャケットがあまりにも画期的なのでご紹介です。今までありそうで無かったELブレードが背中に装着され、夜間走行で目立つこと間違いなしです。
カッコ良く目立つことが本来の目的ではないですが、夜間の被視認性を格段に高めるEL発光体を装備することで自身の被視認性を飛躍的に向上させて安全性に繋がります。しかも、スイッチ切り替えで”点滅”もします。
単三電池二本を内ポケットに装備しているのですが、全く気にならないしこれはいいです。今夜は暖かいし、点滅させながらナイトツーリングに出かけちゃいます!

舟橋 潤


いや〜暖かいってやっぱり気持ちがいいですね。久しぶりのライディング日和で、もちろん今日も乗っちゃっています。CBR600RRですが、リアショックのOHLINS TTX36のO/H依頼&セッティング出しです。
今年に入って何でだか入庫してくる車輌のスーパースポーツ率が高くなってきています。町中で走っている姿はあまり見かけないので不思議ですが… しばらくの間ツインショックを装着した車輌に乗っていない気がします。まぁ特にジャンルを問う事なくやっているので、2輪でショックが付いていれば何でもご相談下さい!
発売からすでに4年目となり、TTX構造もだいぶ浸透してきたように感じます。洗浄後の写真は未だ全バラになっていませんが、TTXの特徴として部品点数が非常に少ないです。部品点数が少ないと何か簡単に組みバラしできそうな気になりますが、部品点数が少ない方が一カ所一カ所のトルク管理や組み方が重要になってきて、作業者の腕の差が出やすいです。関野が丹念に組み上げただけあり、お預かりした時とは別物の動きで天気同様気分爽快です!

舟橋 潤


ここ数日間の天気は本当に目まぐるしいですね。急激に冷え込み積もったと思った雪も一気に溶けてしまう変わりよう… それに波長を合わせるように僕の体調も目まぐるしく良くなったり、悪化したり…。昨日は定休日なので久しぶりに何も仕事をしない日と決め込み、ゆっくり休みました。
天気と僕の仕事量は常に連動です。簡単なのですが、路面が濡れている時は仕事がどんどん溜まり、乾くと一気に進めなくてはいけないので、2日間の雪の後の日曜日はほぼ一日中バイクに乗って確認&セットアップ。
その中で、先日紹介したGSX1300R隼用TTX36を装着&試乗をしました。お客様も朝から凍結する路面の中、遠方からご足労頂いているので気合いが入ります。
装着しての印象は、従来品のS46とも従来他モデルTTX36の印象とも少し違った新しい感覚です。なかなか言葉で表現できない部分ですが、良く動く従来のTTX36以上に良く動く。圧側は従来と変わりがないのですが、伸び側は通常より強める方向にセットして上げた方が、違和感がないと思います。止まる事をしらないOHLINSの新たな試みが始まっていますよ!

舟橋 潤
『GSX1300R隼用TTX36が新発売&入荷!』
http://gsense.jp/addmore/whatsnew/4720


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