先日、入庫したKTM525EXCのフロントフォークオイル交換が終わり、いよいよセットアップ走行を朝から開始しました。朝から天気が良く、少し寒いけどRSタイチの新しいジャケットのおかげで全然寒くないです。
劣化したオイルフロントフォークオイルは写真の色で見て分かるように、かなり劣化が進んでいます。新品オイルと比べると一目瞭然。また、左右の油面が50mmもずれていました…(漏れている訳でもないので単純なミスだと思われます)よく聞く話なのですが、ノーマルフロントフォークの油面は一度確認した方がいいと思います。ちなみに、G senseではオーリンズ新品フロントフォークもお客様に渡す前に油面は必ず出荷前確認してからお出ししています。
新品オイル話はそれましたが、セットアップ走行前に1G、空車1G、乗車1Gの計測をし、車体姿勢を見直しました。リアのプリロードを6mm抜いて乗車1Gを増やしリバウンドストロークを確保、走行しながらリアショックの伸び側減衰を調整。フロントが突っ張る感じがお悩みのお客様でしたが、単純にフロントフォークだけの問題ではなく、リアのリバウンドストロークを増やしてみて、ブレーキング時の加重移動(前後ピッチング)を穏やかにしてみました。オイル交換と油面変更の効果もありますが、車体姿勢の見直しが劇的に改善につながりました。
KTM525EXCセッティングプログラム完了
サスペンション単体の性能だけでなく、車体姿勢、前後の加重移動、リバウンドストロークの取り方など、ストローク量の多いKTM525EXCのようなモタードバイクはいい勉強になります。やっぱりバイクは奥が深く、セッティングが決まると発病しちゃいます(乗りながらニヤニヤしちゃう重度な病気です)!

舟橋 潤


今日は朝からとてもいいニュースから始まりました。SP忠男時代の後輩で、弟のようにかわいがっている小山知良の今期契約がほぼ決まったというニュース。トーチューで見てすぐに本人に電話してみました。念願のアプリリア(型落ちですが…)に乗れそうだということで、本人もそうとうやる気になっています。サスペンションもOHLINSになりそうだということで、うれしい限りです。この2年間の苦悩や昨年末に今期のシートが危ういことを本人から聞かされていただけに、自分のことのようにうれしいです。
知良とはすでに10年以上の付き合いになりますが、2004年の全日本最終戦が終わってすぐに電話があり、スペインに一緒に行ってほしいと話がありました。GPチームとの契約交渉の為にです。マドリッド行きのチケットをすぐに手配して、うちの家族(嫁さんと生後10ヶ月の長男と共に)、知良と後先考えずに飛び立って行きました(知良は初の海外)。マドリッド空港から世界GP最終戦開催地バレンシアサーキットまでレンタカーで夜中の高速道路を走り(もちろんスペインは初めて…)、パドックパスも持ってない状態で行くだけ行ってみるという無謀な旅。パスは何とかゲット(モリワキエンジニアリング様、青山博一くんのおかげで)して3日間サーキットに通い、3日目の夜にAjo Motorsportsとの契約にこぎつけました。何だか、その6年前のバレンシアでパエリアレストランでGPライダー誕生祝いをした夜のことを思い出した一日でした。頑張れよ、知良!

舟橋 潤


イベントページで告知しています1月30日AM10:00より開催のサスペンション講習会の空きが残りわずかになってきました。
参加申し込み頂いた皆様、ありがとうございます。この講習会は、カロッツェリアジャパン(オーリンズ正規輸入販売元)在職中に企画して、すでに15回開催し続けています。すでに350名以上のお客様に受講頂き、少しづつではありますが僕がG senes立ち上げに掲げている『サスペンションを通じてより安全に、より快適に、より楽しく!』バイクライフを送る提案ができているのではないかと思います。
2010.1.22講習会告知
テーマはサスペンション講習会と少しかたいイメージですが、『大好きなバイクをより安全に、より快適に、より楽しく!』したい人大募集です! 少しでもこの会が皆様のお役立てになり、モーターサイクル業界の発展と環境改善に繋がれば幸いです。(最近は寒い話ばかり続いているので…)向かい風か、追い風か、それは自分が向いている方向で決まる、こんな時だからこそ僕は日本のモーターサイクル業界の文化を本気で変えようと思っています!
少しでも共感頂ける皆様の参加を心よりお待ちしています!
こちらからお申し込みください。

舟橋 潤


本日は、作業がてんこ盛りです。オープンしてまだ日が浅いにもかかわらず、うれしい悲鳴です。
オーリンズリアショックでO/Hでご依頼を受けたDUCATI 749Rから手をつけます。
オーリンズリアショック全バラあまり走行されていないようで、非常にコンディションが良いものです。多くの方があまりショックの中身を見ることがないと思うので、色々なタイプの物をこれから掲載していくように心がけていきます!(作業に集中すると写真取り忘れがちなので…)
オイルチェック
オイルの汚れもひどくはないですが、ちょうどいい交換どきです。ひどいものは、真っ黒で独特の悪臭がします。エンジンオイルのように、ゲージで汚れをチャックできないので、ショックオイルはしっかり距離と時期を基準にして下さい。通常の使い方であれば2年または2万km、サーキット走行もされる方でしたら最低でも1年、1万km、サーキット走行のみに使われているレーサーでしたら20時間が目安です。

もう一台がKTM 525EXC。セッティングプログラムの試乗セットアップ依頼でご来店頂きました。先日のブログで書いたのですが、オーリンズ以外の海外アフターメーカーのO/Hはお断りする方向でお客様と話していたのですが、フォークオイル交換のみでご理解頂いたので入庫。(本当に申し訳ございません…)
KTM 525EXC海外アフターメーカーはやりません早速、試乗したのですが楽しすぎです、このバイク(発病)!
ただ、フロントとリアの動きのバランスがおかしいです。前後ともストローク量が多いバイクなので、尚更違和感があります。お客様とじっくりカウンセリングしてお話ができたので、何とか解決してみたいと思います。フォークオイル交換と油面調整、車体姿勢、前後プリロード、減衰調整でどこまで良くなるかチャレンジです、あー楽しい!

舟橋 潤


年末から待ち望んでいたものがようやく昨晩イタリアから届きました。G senseが国内では初の取り扱いとなるAndreani groupの商品です。Andreani groupはイタリアのオーリンズ正規代理店で、魅力的なオリジナルのサスペンションパーツを数多くラインナップしているメーカーでもあります。SBK(ワールドスーパーバイク)のレーシングサービスをしていたり、サスペンションチューナーとして僕が理想とする展開をしている会社です。
社長のGiuseppe Andreaniも元モトクロスライダーで、オーリンズ社長Kenth Ohlinとの共通点も多く、情熱家でありながら、気さくでビジネスマンとしても超一流!
僕もいつかこの二人に近づけるように頑張って行きま〜す!
木箱の中の大きな箱
木箱を開け、出て来た大きな箱の中身はというと
オイルフィリングマシンオイルフィリングマシン!(ドラえもん風に…)
これは、非常にコンパクトなもので、MotoGPの現場でもオーリンズスタッフが使っているものです。(ロッシのショックメンテナンスにも使われていますよ!)
オイルフィリングマシンて何? (のび太くん風に…)そんな声が聞こえてきますが、簡単に言うとショックにオイルを注入してくれるマシンです。ただのオイルを注入するのではなく、オイル内にあるエアーを真空引きして完全にエアーを抜き取り、そのエアーが全く混入してないオイルを、これまたショック内部まで真空引きした状態のまま、注入するのです。このマシンには、オイル側とショック内部側両方に気圧計が付いているので、見えない敵も確認できる優れものです。
特にオーリンズTTX構造のショックはオイルフィリングマシンを使わないと性能が出ませんし、一般的なリアショックも手作業によるエア抜きとは比較になりません。
エアが少しでも混入していると、減衰のレスポンスが悪化したり、キャビテェーションの発生やオイルの劣化も早く、どんなにいいショックでも性能を引き出すことはできません。
G senseでは、オーリンズのメンテナンスは全てこの最新のオイルフィリングマシンを使用していきます!
スプリングコンプレッサー
もう一つがスプリングコンプレッサーです。
国産製でいいのが見つからなかったので、輸入してみました。
作業性が良くベースの土台がしっかりしているのと、スプリングを固定するアダプターがアルミ製でイタリアンレッドなアルマイトも美しい〜
さすがイタリア人、美しい工業製品を作らしたらかないません。
アダプターも5枚付属して、大体のスプリングサイズに対応しています。
あまりにもいいスプリングコンプレッサーなので、一般販売しようかな〜これはマジでお薦めです!
選び抜いた機材で作業できるのは幸せです。(早速、貯まってきた作業をこなさなきゃ〜)
是非、見学だけでもいいのでご来店してその目で確かめて下さい!

舟橋 潤


昨日、大阪へ行ったのは10年近く僕の体を守って頂いているRSタイチさん訪問です。
色んな物に対して細かい性格とクリエイティブ大好きな僕をご理解頂き、商品開発も携わらせて頂いています。
今回も、開発担当者と色々商品についてお話ができました。
RSタイチ
また、会長様と社長様とも久しぶりにゆっくりお話が出来て、実り多いご挨拶となりました。
社長様からは、経営の方向性で多くのアドバイスを頂いたり、今までにはなかった話の広がりが持てて大変嬉しかったです。本当にありがとうございました!
もう一つ、今回楽しみにしていた新色の金色レザーサンプル!
レザーカラーサンプル

どっちが美しいかは写真では伝わりにくいと思いますが…
金色にはちょっとうるさい僕も大満足な新色!
早速、G senseニューデザインで新調するレーシングスーツに採用決定、仕上がりが楽しみです。

大阪を夕方に出発、帰りがけに名古屋にも寄り道をして爺ちゃん、婆ちゃん(父方、母方両方)のお墓参りをしました。
僕は、お盆と正月の墓参りを欠かしたことは無かったのですが、今年はオープン準備で行けず気になっていたのでやっと新年を迎えた気分になりました。(真っ暗な中のお墓参りでしたが…)
起業の報告といつもと変わらず家族の健康を見守ってくれるようにお願いしました。
初詣とかで、有名な神社にお賽銭やらおみくじやらお金払って神頼みするより、よっぽど先祖は見守ってくれてるはずだと思うのは僕だけでしょうか?
僕が死んだら必ず空の上から息子、息子の家族、孫は死んでも守ります。(二度死ねるかどうかは知らんけど…)

強行スケジュールだったけど、初休日としては最高な過ごし方でした!

舟橋 潤


一年は52週間、2010年になってアッという間の2週間が経ちました。
G senseも先週のウォーミングlapを終え、今週からレーススタート!
今日はオープン以来、初の休日ですが実は大阪に先ほど到着してブログを書いています。
20時に閉店後、直ちに大阪に向けて車で移動しながら、2010年の残す50lapをペース配分を考えず、突っ走りたいと改めて思っいながら、大阪まで突っ走って来ました。
大阪へ
今回大阪まで来た目的はまた明日UP致します。
さすがに、もう眠い…
大阪からおやすみなさい!

舟橋 潤


本日も二人のお客様のカウンセリングをみっちり致しました。
お一人は旧型ZRX1200から新型ZRX1200DAEGに乗り換えの方で、旧型ZRX1200用オーリンズ正立フロントフォークをDAEGに流用のご相談です。

ZRX1200DAEGDAEGが登場以来、旧型ZRX1200用オーリンズ正立を流用している方が急増しているのですが、そのまま流用するには、ホイール、ブレーキディスク、キャリパーを旧型ZRX1200用のものを使うしかフィッティング方法がありません。また、フロントフォーク自体のスプリングレート、減衰、油面ともに仕様変更しないと美味くないです。(フロントフォークオフセットが変更されていたり、フレーム剛性が上がっているので)
恐らく、ほとんどの流用品がフロントフォークの減衰リセッティングがされていないものだと思われますが…

今回ご相談のお客様は、旧型ZRX1200用オーリンズ正立フロントフォークは手元に残っているのですが、その他ホイール、ブレーキディスク、キャリパーは無いとのこと…
まずは、フィッティングをどうするかで悩まれていました。

方法1.
旧型ZRX1200用マルケジーニ&ブレンボ購入でリッチにバージョンアップコース
方法2.
G senseにてアクスルカラーを特注製作で、リーズナブルなDAEGにボルトオンコース

お客様も相当悩まれていましたが、じっくり時間をかけて考えて下さい。
いずれにしろ、フロントフォークの仕様変更はバッチリお任せ下さい!

舟橋 潤


G senseはオーリンズを全面に出しているので、オーリンズ専門店と思われがちですが、ノーマル(OEM)ショックのオーバーホールも承っています。(詳細はメンテナンスプログラムページでご確認下さい)
ただし、オーリンズ以外の海外アフターメーカー(WP、QUANTUM、NITRONなど…)は一切お受け出来ないのでご了承ください。
ゴールド一筋なので、そこだけは譲れません!

今日は、先日オイルダダ漏れで紹介したBuellのフロントフォーク(SHOWA)を分解。
予想どおり、インナーチューブに数々の縦キズが入っておりました。
縦キズの深さをチェックするには、爪をはわせ一本一本確認していくのですが、爪に引っかかるものだとインナーチューブ交換、もしくは再メッキとなります。
分解したフロントフォーク(SHOWA)
残念ながら、今回は爪に引っかかる縦キズが3本もありまして、お客様に説明させて頂きました。
オイル漏れ初期の段階ですぐに乗るのをやめて、すぐに修復すればここまでは深刻ではなかったかもしれません。
初期に漏れたオイルに砂が付着し、シールに入り込んだ状態でストロークを繰り返すと深い縦キズの原因になります。

みなさんも、オイル漏れが発覚した段階ですぐに拭き取り、すぐにご相談下さい。
軽少の場合は、通常オーバーホールで済みます。
また、フロントフォークのオイル漏れを予防するには、常にきれいにしておくことです。
走行前に、水洗いして乾拭きするだけでかなり防げますよ!

舟橋 潤


本日ご来店頂いたDUCATI996のお客様。
DUCATI996
前後オーリンズも装着され、細部をよくよく見て行くとスゴいパーツばかりが装着されています。
スイングアーム、リンク共にスペシャルなものが…
ブレーキもAPのキャリパー装着され、外装はカーボンと素材は素晴らしいものばかり。

しかし、オーナー様は乗り味に悩みがあるということで、早速カウンセリング致しました。
ノーマルの時と比べると、バイクとの一体感が持てないとのことです。
特に低速時、通常の交差点などでのバイクの旋回に神経を使うようです。

非常にピンポイントな悩みではあるものの、せっかく大金を賭けたのに、ノーマル時の方が安心感が持てたというのは美味くないです…
お話を聞いただけでは原因を断定することはできなかったので、後日、試乗して原因追及することに致します。

私の経験上、バイクのセッティングは料理を作るのと非常に似ているのではないかと思っています。(料理は全くしませんが…)
パーツが食材だとすると、そのいい食材をどう調理するかで味は大きく変わります。
当然、食する人(乗り手)の好みも含め、調理する必要もあります。
次回ご来店時、DUCATI996の試食をしてみてから、調理してみます!

舟橋 潤


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