ミシュランPOWER PUREタイヤの銘柄を変更して、乗り味が大きく変わったという経験をされたことがある方も多いと思います。本日ご用命頂いたDUCATI 996Sオーナー様もその一人で、3月に当店で試乗セットアップをさせて頂いて、今回ピレリDIABLO SUPER CORSAからミシュランPOWER PUREへ変更されました。同サイズにも関わらず、かなり乗り味が変わってしまって乗りにくいとのことで、リセッティングを行いました。
実際に試乗してみると、以前にセットアップしたときの乗りやすさは影を潜め、あれ…? という感じです。3月にセットアップした時と印象が変わっています。3月にセットアップしたデーターを見直し、サスセッティングで変わっている部分を洗い出し、リセッティングを始めます。当店では、セットアップしたデーターは全て車種別に保存してあります。
タイヤとサスセッティグの関係は本当に密接で、サスセッティングに変更を加えずに単純にタイヤを変えただけの乗り味を比べてタイヤの評価をするのは違うと思います。タイヤ外径の違いで、車体姿勢が変わり乗り味が変わったことを含めての評価ではなく、しっかりそのタイヤに合った車体姿勢やサスセッティグに合わせ込んでからの評価が正しいです。
特に、以前に履いていたタイヤより違和感がある場合は、車体姿勢やサスセッティグを合わせ込んでみて下さい。車輌と選んだタイヤのマッチングにもよりますが、必ずそのタイヤのいいところを引き出せるはずです!

舟橋 潤


GSX-R1000 K9フロントフォークBPFのアップグレード最近ご相談が多いGSX-R1000 K9用フロントフォークBPFのアップグレード。ビッグピストンになったことでダイブスピードが抑えられてはいるものの、圧側減衰特性は街乗りでも固いし、サーキットでもピッチングが得にくく、タイヤの接地感も掴みにくいです。予算が許せば、OHLINS FGR&TもしくはFGK(カートリッジkit)投入が一番の解決方法ですが、低予算で考えるなら当店では仕様変更のアップグレードをお薦めしています。年式的にもそろそろ初回O/Hやオイル交換を考えているのであれば、ついでにアップグレードでかなり乗りやすくなります。GSX-R1000 K9フロントフォークアップグレード¥52,500-(税込み)で承っています。

舟橋 潤


小山知良選手今週末は、年に一度のMoto GPもてぎラウンドが開催されます。4月の延期から待ちに待った人も多いのではないでしょうか? そんな気持ちが盛り上がってくる中、コヤマックスこと小山知良選手が一昨日お店に遊びに来てくれました。世界を飛び回り、帰国しても多忙なはずなのにわざわざ会いに来てくれるのは本当に嬉しい限りです。4月以来の再会だったのですが、成績と共に一回り大きくなって帰ってきた感じを受けました。体型もかなり絞られて、週6日のトレーニングジム通いとキックボクシングトレーニングの効果で、体脂肪5%だそうです。『流した汗は裏切らない』、しっかり結果に結びついているようです。しかも、もてぎラウンドからはOHLINSフロントフォークが新型TTXになるとのことで、色々相談を受けました。もてぎでは、この男から目が離せません!
國川浩道選手
そして昨日は、急遽Moto2クラスのシートを獲得し世界デビューが決まった國川浩道選手の壮行会に呼ばれて都内へ。國川選手は2004年に鈴鹿4耐でペアライダーを組ませてもらったSP忠男の後輩です。たった6年でお互いこんなにも人生が変わるもんだね〜 と昔話に花が咲き、自分のことのようにうれしい世界デビュー。自分が果たせなかった夢を叶えてくれる後輩に恵まれて、幸せな気分になりました。
二人に共通して言えることは、いつも前向き、自分の決めた道には一切の妥協をしないで努力する、そして与えられた状況をいつも楽しむだと思います。僕も負けじと頑張ります!(ライダーとしてではないですよ…)
今週末のもてぎでは、仲のいい後輩が沢山走ります。GP125 小山知良、矢作雄馬(ワイルドカード出場G senseサポートライダー)、Moto2 高橋裕紀、手島雄介、國川浩道、森脇尚護(ワイルドカード出場)、MotoGP青山博一の応援を宜しくお願いします!

舟橋 潤


江口兼選手SP忠男時代の先輩であり、最近ではテイストオブ筑波で大活躍の江口さんが遊びがてら打ち合わせに来てくれました。何を打ち合わせたかは後日発表するとして、久しぶりに一緒にレースが出来ることになりました。何でも乗りこなせてしまう江口さんだけに、いいサスペンションを提供できれば、とんでもないタイムを出してくれるはず! 今から楽しみでしょうがないです。
それにしても、江口さんのR1格好良くないですか? マフラーはMotoGPマシンYZR-M1レプリカです。音は意外とジェントルで、お互いいい歳になったので大人なバイクライフを満喫中。レースになったら、まだまだ現役な走りをサポートします!

舟橋 潤


ZRX1200セットアップ久しぶりに晴れましたがすっかり秋ですね。気温の落差が大きいせいか、一気に寒くなった感じがします。本日からライディングウェアーをメッシュジャケットからRSタイチ新作秋冬物にモデルチェンジ! ライディングシューズもメッシュタイプから、これまた新作『Boaレーシングシステム』が採用された005 WP BOAを履いています。試乗セットアップもしっかりしたウェアーのおかげで集中して出来ます。ちなみに、ウェアー、グローブ、ブーツの機能性にもかなりうるさいです、僕は…
RSタイチさん、いつもありがとうございます!
クロモリアクスルシャフト本日も当店でも相談が一番多いZRX1200のセットアップを行いました。オーナー様は、三ヶ月前にも一度セットアップさせて頂いたのですが、今回数カ所仕様が変わってバランスが崩れたとのことで、リセッティングでご相談を受けました。変更点としては、フロントクロモリアクスルシャフト、ブレーキパット、エンジン内圧制御バルブの装着です。クロモリアクスルシャフトはダイレクトにフロントフォークの動きに影響します。ブレーキパットも初期抗力の特性が変わるとフロントフォークのダイブスピードが変わります。エンジン内圧制御バルブは、エンブレの効きが弱まりアクセルオフでの前後ピッチングが出にくくなります。これらの要素に合わせたリセッティングは、予想以上に手こずりました。ZRX1200R自体が非常にピンポイントなセッティグを求められることもありますが、改めてバイクは総合的な要素をしっかりと把握しながらバランスを取らないといけないと感じました。
各部の性能を上げても、しっかり総合的にバランスを取らないと、かえって乗りにくくなるなんてことは良くあります。悩んでいる方、お気軽にご相談下さい!

舟橋 潤


BRIDGESTONE MOTORCYCLE PARTY一気に秋の到来で、肌寒い日が続いています。残念ながら、昨日のオートポリスも天気が回復することなく、終日どんよりと路面が乾くことなくスッキリと走ることは出来ませんでしたが、それでもお集り頂いた約300台はコンディションに関係なく元気に走行されていました。驚くのは、関東であれば皆さん走行を見合わせたりするのですが、九州男児は熱いです! オートポリス名物の霧も出て気温15度前後で雨が降っていても関係ないね〜 と言わんばかりにドライ用ハイグリップタイヤでグイグイ走る姿に圧倒されました。先導する僕も何とか突っつかれないように必死でしたよ〜 
今回、イントラ車として用意頂いたVFR1200は何とシフトとクラッチが無いセミオートマ車…(写真を撮るのを忘れました…) スイッチでシフトアップやダウンを行うのですが、何とも味気なさを感じました… 何でも便利になることの代償はあるものです。エンジンとの対話が半減しただけでなく、減速時のリアタイヤやリアショックからの情報までも希薄に感じました。バイクの醍醐味は、エンジン、タイヤ、サスの動きを五感をフルに使って感じ取り、瞬時に適正な操作をすることだと思います。バイクに乗る醍醐味、僕はサスペンションを通じて皆さんに提案し続けていきます。お集り頂いた皆様、講習会を真剣に聞いて頂いた皆様、ありがとうございました!

舟橋 潤


九州上陸!RSタイチのツナギバッグ本日は、九州熊本に来ています! いつも旅のお伴として大活躍のRSタイチのツナギバッグは、キャスター付きで移動も楽なので装具以外にも詰め込みすぎて、搭乗カウンターで20kgをオーバーしないかヒヤヒヤ… 本日も18kgでセーフでした!
明日はオートポリスでブリヂストンさん主催の『BRIDGESTONE MOTORCYCLE PARTY』にゲストとして呼んで頂きました。豪華ゲストライダー、青木宣篤さん、須貝さん、小西さん、柳川さん、玉田さんと一緒にBSユーザーをおもてなし致します。あいにく、天気が微妙ですが… その分、ブリヂストンタイヤに合ったサスセッティングを沢山レクチャーさせて頂きます。九州の皆様、12時30分からの講習会とその他の時間はBSブースにて個別相談をやっていますので、お気軽に声をかけて下さい! 願いが叶って天気が回復したら、楽しく一緒に走りましょう!

『BRIDGESTONE MOTORCYCLE PARTY』
http://www.autopolis.jp/info/img/BRIDGESTONE.pdf

舟橋 潤


Before: 純正品After: OHLINSここ数日、ステアリングダンパーをご用命頂くことが多いので、ステアリングダンパーの重要性を書きたいと思います。最近の車輌には、純正で採用されているものも多くなってきています。この写真のF800Rもそうですが、純正品は割としっかり減衰が効いているものがほとんどです。しかも、低速での動き出しが重く、バイクを取り回すのが重かったり、低速でバランス取るための舵角が入りにくいなど不安定な部分があります。その一方、高速での直進安定性は抜群です。
僕の考えるステアリングダンパーの性能は、低速での動き出しはスムーズで、速い入力があった時だけ減衰が立ち上がるのがベストです。よくステアリングの振られ防止の為にステアリングダンパーを強めて使っている方を見受けますが、基本的にはステアリングダンパーで振られを止めるのはごまかしにしかなりません。また、振られをステアリングダンパーで止めていると、ブラケットやピロボールに変な力が加わるので、ガタが出たりとトラブルの原因にもなります。振られる原因は車体姿勢であったり、セスセッティグであったりするので、根本を見直すことをお薦めします。
OHLINSの調整方法は、ある程度左右にバイクを振った時に、素直に適正に舵角が入る程度がいいと思います。ステアリングダンパーは、ステアリング操作をよりスムーズにする補助的役目だと認識して下さい。逆を返せば、スムーズに動かないステアリングダンパーなら、付いてない方がマシです。ピロボールを含め、動きにガタツキや引っかかりが無いかを常に確認するようにして下さい。

舟橋 潤


F800R当店の私情車(試乗車)F800Rのレプリカとも呼べる車輌が完成しました。リアショックもワンオフ製作をご用命頂き、リザーバータンク付きのS46HRCLSタイプでフル装備です。OHLINSの通常ラインナップ品BM909(定価¥113,400-)はS46DRSタイプで、リザーバータンクと車高調整機能がありません。価格が手頃なのが魅力ですが、僕としては車高調整機能は外せませんし、やっぱりリザーバータンクが付いているとOHLINSの存在感が上がります。
リザーバータンク付きS46HRCLSタイプ
リザーバータンクが装着されての利点は、存在感だけではありません。圧側の減衰調整が装着されセッティングの幅が広がるだけでなく、ガス室の容量が増える分ガス反発も減少し、しなやかな乗り味が出しやすくなります。BM909との価格差は約10万円となりますが、お客様は大変満足されている様子でした。
興味のある方は、是非試乗車にてフロントフォーク仕様変更とOHLINSステアリングダンパーを含めて体験してみて下さい!ワンオフのリザーバータンク付きS46HRCLSタイプ

舟橋 潤


TRX850試乗セッティング本日は、TRX850のフロントフォーク仕様変更のお話です。オイル漏れによるO/H依頼でご用命頂いた車輌なのですが、動き自体もおかしいとのことでチェックしてみました。まず発覚したのが、左右の突き出し量が2mmずれていることと、社外品のスプリングが入っているのですが、TRX850用のものでなく異常に長いスプリングが入っていました。中古で購入されたので、前オーナーが何をしたかは定かではないですが、上部プリロードアジャスターを際弱にした状態でも組み込み時の段階で、20mmもプリロードがかかっています。
このままO/Hを施しても、バネっぽい動きは解決しないと判断し、スプリングカラーを変更し、組み込み時のプリロード量を変更し、油面、オイル粘度を変更してみました。この時代のバイクに現代のタイヤを履かせると、どうしても減衰力を上げてあげたくなります。サスペンションもしっかりメンテナンスをしてあげれば、10年以上前のバイクでもシャキッとした走りがまだまだ楽しめます!

舟橋 潤


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