本日紹介するのはFZ1フェザー用ステアリングダンパー装着です。ステアリングダンパー本体は定番のOHLINS製でブラケットkitはG senseが取り扱っているAndreani製になります。サイドマウントではなく、トップブリッジに装着するタイプで存在感も抜群。68mmストロークの振り幅で、コンパクトで取り付けもスマートです。
ステアリングダンパーの重要性は、付けてみないと分からなかったり、逆に付いているものを外してみないと分からないものですが、スムーズな舵角の入り方や外乱に対してしなやかに収束させ安定性が向上します。
特にFZ1は、パワーの割にクイックなハンドリングと重心が高いので、ステアリングダンパーの恩恵が得られやすい車輌です。リアタイヤサイズを180/55にした場合などは、絶対に取り付けたくなるアイテム。OHLINSステアリングダンパーは減衰調整が付いて、走るシチュエーションによって16段階調整が可能です。今回の車輌の場合(個々の車輌によって変わります)は、市街地で1〜5ノッチ、高速道路やサーキットでは5〜10ノッチでの使用をお薦めしました。O/Hも可能なので、新品時の性能をいつまでも保てるのも嬉しいです。
ステアリングダンパーの装着確認と合わせて、試乗セットアップも行いました。リアにもOHLINS YA628が装着されたいるのですが、標準設定の120N/mmは固いですね。1Gの沈み込み量も少ないので、必然的にリア上がりの姿勢になってしまいます。しかも、車高調整が付いてないので対処ができません… 僕的には110N/mmまで下げてもいいのではないかと思います。パワーがあるので、しっかりサスセッティングまで気を配りたい車種です、FZ1は!

舟橋 潤


試乗セットアップその1試乗セットアップその2試乗セットアップその3試乗セットアップその4先週後半から毎日試乗セットアップのご用命を立て続けに頂いています。昨日あたりから寒くなってきましたが、まだまだバイクに乗るには絶好の季節ですからね!すでに毎日のブログで書ききれてないペースなので、どんどん写真とデーターだけが貯まってきている状況… 嬉しすぎる悲鳴ですが、一台一台紹介していると、どんどん貯まっていく状況なので、先週ご紹介できてない4台をまとめてみます。
この4台に共通して言えることは、ちょっとしたズレでサスペンションや車体姿勢のバランスを崩していて、乗っているオーナー様がそれぞれ違和感を感じていた事です。この違和感の感じ方は人それぞれ(全く感じない人もいます)ですが、一度違和感を感じ始めると、途端にそのバイクに信用がおけなくなったり、ライディングが楽しくなくなってしまうものです。多くの方が同じ思いを持っているんではないでしょうか? しかも、一度いい状態を味わっている自分のバイクが何かのきっかけでバランスを崩したり、同じ車種で友達のバイクと乗り比べるとすごく乗りやすかったりすると、原因探しが始まります。
明らかにその原因が掴めている場合(何かパーツを交換したり、整備で手が入ったとき)と、そうでない場合があります。原因が掴めている場合は、その原因との関係を探りサスペンションや車体バランスを見直すことで大抵は解決します。原因がない場合がやっかいですが、サスペンションの動き自体に問題がある場合が大半です。動き自体に問題と大雑把に言いましたが、要約するとメンテナンス時期にきているということです。
今回の4台に限ってはそれぞれ原因が明確だったので、車体姿勢やフロントフォーク油面調整、サスセッティングで対応できました。まだまだ年末まではバイクで楽しく遊べる時期です。違和感が取れて、再び信頼をおける楽しいライディングを楽しめて頂けたら幸いです!

舟橋 潤


スキルアップスクール集合写真ご報告が遅くなりましたが、スキルアップスクールにご参加頂いた皆様、ありがとうございました。転倒者もなく、写真のとおり皆様が笑顔で終えられて僕も大満足です! 今回は、じっくりミーティングをしたり、多くの車輌に試乗させて頂いたりと、一人一人コミュニケーションを取りながら出来たことがとても良かったように感じました。それぞれ抱えている問題点も違うので、やはり実践より言葉でヒントを伝えていった方が上達が早いようですね。
サーキットではある程度サスセッティングを振ってみるのがいいことをアドバイス
今回、僕はAクラスを中心に担当しましたが、サスセッティングの重要性も十分体感して頂けたようで、今後のタイムアップにも期待できます。意外と何を変えても分からないからサスセッティングは難しいと思われているようですが、正しい方向に大胆に変えてやると体感できます。1〜2ノッチ程度では分からないものなので、サーキットではある程度振ってみるのがいいことをアドバイスしました。
ジャンケン大会では、ストロークインジケーターをプレゼント
ジャンケン大会では、ストロークインジケーターをプレゼント! 是非、今後のサスセッティングに役立てて頂きたいです。今年最後のサーキットイベントとなりましたが、来年も好評だったスキルアップライディングスクールとファンライド祭りは継続して開催していきます。サスペンションサービスだけでなく、その先のバイクで遊ぶ楽しみを含めて活動を広げて行きますよ。シーズンオフのメンテナンスもお待ちしています!
舟橋 潤

<Studio Deep提供写真>
※ライディングフォームチェックにご活用下さい!
http://www.k3.dion.ne.jp/~mirage/deep/index.htm


トミンサーキット「スキルアップライディングスクール開催」明日はトミンサーキットでスキルアップライディングスクール開催の為、お店は休業させて頂きます。ご来店を予定されてたい方にはご迷惑をおかけしますが、予めご了承ください。
日頃の行いがいいのでしょう? 明日は秋晴れに恵まれそうです。今年最後になりそうなサーキット走行で皆様と一緒に思いっきり発病し、アドレナリンを主とした色んなものを体内から出しまくりながら楽しみたいと思います。タイムアップを図りたい方、膝スリを実現したい方、初めてのサーキット走行を楽しみたい方、サスセッティングを煮詰めたい方、それぞれのご希望を叶えられるよう頑張っていきますよ!

舟橋 潤


OHLINS43Φ正立フロントフォーク43Φの正立フォークとしては、非常に汎用性が高く周辺パーツ(三つ又、キャリパーブラケットなど)も多く発売されているOHLINS正立フロントフォーク。ただ、残念なのが性能までは汎用性が高い訳ではありません。ここで言う性能とはそのバイクに合ったスプリングレート、減衰特性、油面のことです。
今回ご用命頂いたバンディット1200もZRX1200用が流用され、スプリングは9.5N/mmに、油面も上げてありすでに変更が施されていました。オーナー様はそれでも満足いくまでのものにはなっていないと言う事で、ご相談を受けました。
バンディット1200色々と手を加え初期設定よりは断然良くなったようですが、それでも約24万円の価値に匹敵するものではないと… 実際に試乗させて頂くと、フロントのダイブスピードが速く、プリロードもかなりかかっているので有効ストローク量も確保できていません。OHLINS正立フォークのウィークポイントでもあるプリロードをかけていくと有効ストローク量が減少する構造上しょうがないのですが、ふとヒラメいた方法で今回は製作しました。スプリングのレート、圧減衰の特性、そしてスプリングの長さも変えてみました。これが見事にハマり、僕が描いていた正立フォークの動きが実現しました。完成したこのバンディット1200の動きが、しばらく僕のベンチマークになります。オーナー様の『全てお任せします』の一言から生み出された記念すべく新スペック。オーナー様、ありがとうございました!

舟橋 潤


TZ125フレームベースで製作されたGP monoマシン本日はTZ125フレームベースで製作されたGP monoマシンのOHLINS TTX36を製作しました。TZ125フレームに手を触れたのは久しぶりですが、フロントフォークの突き出し量やリア車高など未だに数値が頭に刻まれています。僕の青春(19歳から23歳なのでちょっと遅いですが…)を語るうえで外せない一台です。週2回、筑波サーキットをこのTZ125で走り回っていたものです。悔しい思い出の方が多いので特に忘れられない一台。そんな車輌のリアショックをワンオフ製作することになるなんて… 
OHLINS TTX36歳をとったせいか、夜中に一人でガレージで物思い(単なるGP mono思いだったりして…笑)にふけながらコツコツと製作メニューを考えました。ベースのリアショックを決め、寸法、スプリングレート、減衰特性を机上で計算し、実際車体に装着してクリアランスやスイングアーム作動角を確認。ワンオフ製作は時間と労力はかかりますが、非常に楽しい時間です。
オーナー様がお許し頂けるのであれば、思い出の筑波サーキットで実走確認までしたいなぁ〜

舟橋 潤


CB1100オーリンズ化本日は、月刊オートバイ誌の取材を受けました。題材はCB1100のオーリンズ化で、装着からセッティング、その後ノーマルとの比較インプレッションまでの流れで担当させて頂きました。CB1100は誰もがとっつきやすく乗りやすいバイクなのですが、リアショックのバネレートとシートが固いのがダブルで重なり、長距離はあまり乗りたくない車輌です。プリロードを最弱にしても僕の体重60kgでは半分ぐらいしかストロークしません。年配のリターンライダーを狙った車輌としては、もう少しあたりの柔らかいリアショックとシートが欲しいところです。
月刊オートバイ誌取材今回、新作のOHLINSリアショックを装着したのですが、そのあたりを考慮して作られていることが伺えます。出荷時のショック長がノーマルより1mm長いのは狙いが分かりませんが、非常に良く出来ています。CB1100でロングツーリングに出かけたい方や、体重の軽い方には特にお薦めです! 詳しい内容は、11月1日発売月刊オートバイ12月号でご覧下さい。速報的な情報として下記Webオートバイもご覧下さい。

舟橋 潤
<Webオートバイ>
http://www.autoby.jp/blog/2010/10/honda-cb1100-4c.html

<CB1100用OHLINSリアショック>
http://www.carrozzeriajapan.co.jp/ohlins/2w/HO010.html


ライダースミーティング in 日吉素晴らしい秋晴れの中、RSタイチ&ドライバーズスタンド2りんかんコラボイベント『ライダースミーティング in 日吉』に出展してきました。京都市内から1時間ほど走った山の中での開催で、見渡す限り緑で気持ちがいいロケーション。出展者数も多かったのですが、集まったお客様もビックリする程多かったです。関西ライダーの問い合わせもすごく具体的で、当日50〜70人ぐらいの人とお話をしたと思います。(一日中話していたので正確な人数は定かでは…) 関西方面にサスペンション専門店がないとのことで、沢山のご質問を受けました。
ライダースミーティング in 日吉に出展僕の目標の中には、各地にG senseをフランチャイズ展開して多くの地域でサスペンションサービスを展開したと思っています。現段階では、僕なんし関野が動き回るしかないのですが、全国をカバーできる訳ではありません。でも、今回の関西地区はニーズを十分感じたのでいつかは実現したいと思います。その為にも、まずは関東で成果を出さなくては! より多くのバイク乗りの方にサスペンションセッティングの面白さを伝えて行きたいと改めて500kmの帰路で構想を練りながら帰ってきました。

舟橋 潤


京都に向かっています本日も多くのご来店ありがとうございました。閉店後に慌ただしく準備してただいま京都に向けて移動中。明日はRSタイチ&ドライバーズスタンド2りんかんコラボイベント『ライダースミーティング in 日吉』に出展致します。関西への進出は初めてのことで、G senseを知って頂く為の活動として行って参ります。関西のバイク乗りはどんな感じなんでしょう?(あまり関西には行った事がないので…)G senseの活動にも興味を持って頂きたいのは当然ですが、何よりバイクの性能を引き出すサスセッティングの楽しさを伝えて行きたいと思います。サスペンションによってバイクが『より安全に、より快適に、より楽しく!』なることを声を大にして叫んできますよ! もちろん、何でもご相談に乗りますので、ご来場される方はお気軽に声をかけて下さい。
関野は店で皆様のご来店をお待ちしているので、関東の方は横浜へ足を運んで下さい。京都も横浜も天気が良さそうなので、バイクでのお越しを心よりお待ちしています!

舟橋 潤
<ライダースミーティング in 日吉>
http://driverstand.com/tenpo/top/ibento/rs_ds……bento.html


グース350 O/H & 試乗セットアップ相変わらず、毎日セッティング出しで走り回っている日々が続いています。バイクが大好きで、サスペンションが及ぼすバイクの動きに興味を持ち、それが高じてサスペンション専門店をやっているのですが、仕様を変えて何度も何度もバイクに乗れるのはやはり幸せ! セッティングを変え『これいい〜』、『これ最高!』が収まりません。
本日は、グース350の紹介です。コンパクトで軽量な車体、全開でエンジンのパワーを使い切れるおもしろみは最近のバイクではなかなか貴重になってきました。リアはOHLINS装着
ノーマル車輌に乗ったことがないので方向性が掴みにくいパターンですが、この車輌も既にフロントは大幅に仕様変更が施され、リアはOHLINSが装着されています。お預かりした状態が、車体姿勢がリア上がりでフロントの切れ込みが出やすいものをステアリングダンパーで抑えている印象でした。また、フロントストローク量も半分しか入らないので、気持ちよくは乗れません。
まずはフロントフォークをO/Hついでに油面、オイル粘度を見直し、動かす方向に振ってから車体姿勢に手を入れていきます。車体姿勢は、エキセントリックカラー(チェーン調整の部分)の位置によってかなり変わります。チェーン調整に気を取れらて、車体姿勢が度外視されている場合が多いので注意が必要です。エキセントリックカラーの位置が変わるのは、スイングアームの垂れ角が変わるのと同じ事になります。この車輌も、エキセントリックカラーの位置でリアが上がっていたので、ショック長でリアを落として1Gの沈み込み量とストローク量のバランスをプリロードで合わせました。
毎日セッティングで走り回っているだけなのですが、毎日の経験の積み重ねが奥深いバイクの動きを理解する勉強になっています。そもそもスタンドを外せば倒れる乗り物を、人間の操作で倒れず、しかも気持ちよく曲がろうということ自体、奇跡の連続のような気もします。奥深いと言うより神秘的な領域なのかもしれませんね… と、こんなオチで終わらせると僕の仕事が成り立たなくなるので、日々探求し続けます!

舟橋 潤


SUSPENSION OVERHAUL サスペンションオーバーホールG sense G-FORK 41ΦCARTRIDGE G sense カートリッジG sense ONLINE STORE ジーセンス オンラインストアORIGINAL OHLINS G sense SPEC INSIDE / SETUP オリジナルオーリンズG sense COLOR ORDER SYSTEM ジーセンス カラーオーダーシステムSTROKE INDICATOR ストロークインジケーターFork Adjusters for OHLINS フォークアジャスターSkillUP Riding School スキルアップライディングスクール
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