Kawasaki Z1またまた美しすぎる車輌をお預かりさせて頂いています。30年以上前のバイクとは思えない程、状態が良く現代のパーツで固められたオーラーある車輌です。しかも、オーナー様は新潟からご来店頂きました。
試乗して分かったことは、ゼファー用OHLINS正立フォークが装着されているのですが、スプリングレートが明らかに足りません。また、リアのリバウンドストローくが全くなく(スイングアームも変更されている為)、ストローク感がありません。乗った感覚だけでなく、裏付けとして1Gの沈み込み量を数値で確認すると、ビンゴ!
足回りをセットアップフロントフォークのオイル交換&スプリングレート変更、リアショックの寸法見直し作業を進め、しっかりとセットアップしていきます。今回、Z1に乗ってびっくりしたのがエンジンパワーです。ボアアップしているとは言え、軽々とフロントが浮き上がる加速感! しっかり足回りをセットアップすれば、とてつもなく速いバイクに仕上がります。オーナー様はサーキット走行もされる方なので、最新のリッターバイクをも追い回せるような車輌にしていきたいと思います。

舟橋 潤


試乗車F800R先日のブログ効果でしょうか、早速F800Sにお乗りのオーナー様にご来店頂き、私情車ではなく試乗車F800Rが出動しました。オーナー様は跨がった瞬間に「これは別ものだ〜」と、まずは前後サスの1Gでの沈み込むフィーリングとステアリングダンパーの滑らかな動きに感動して頂きました。
走行後のインプレッションは、「良く動くのにコーナーリングがシャープ!」とのこと。突き詰めてセットアップしたF800Rを評価して頂き、本当に嬉しいです。
F800S用ステアリングダンパー
そして、その場でステアリングダンパーをご購入頂き、早速F800Sに取り付けてみました。残念ながら、ステアリンダンパーはカウルで隠れてしまい横からは見えませんが、バイクに跨がると丁度カウルの隙間から見え、跨がりながらでも減衰調整ノブが回せます。またこのチラ見がいい感じです! 次回はフロントフォークの仕様変更もお待ちしています!

舟橋 潤


遠方からツーリングを兼ねてご来店明日で5月も最終日ですが、定休日が月曜日のG senseにとっては本日が最終日。今月を振り返ると、本当に長かった〜 今までになくバイクに乗った日々であり、今までになくサスペンションに触れた日々でありました。しかも、サスペンションが付いてれば、どんなバイクでもご相談にのっているのでメーカー、排気量、ジャンル問わず触れています。
色々なバイクに触れて改めて感じるのは、サスペンションセッティングが良くなると共通してどんなバイクも乗るのが楽しくなります。
レース車輌が2台入庫ハーレーであろうが、全く正反対な国産スーパースポーツであろうが、乗って楽しいバイクにセットアップしていく過程が楽しくてたまりません。
この週末も、遠方からツーリングを兼ねてご来店頂いたり、レース車輌が2台入庫したりと各オーナー様とじっくりお話をさせて頂き、ご用命頂きました。答えのないサスセッティングだからこそ、しっかり話を汲み取って問題点を探すカウンセリング、実際にバイクに乗って確認する試乗、ショックをバラして改善する作業、そしてセットアップ、どの行程も重要になってきます。一つ一つを丁寧に積み上げることで、『より安全に、より快適に、より楽しい』バイクが出来上がるのです。来月も、多くのお客様と向き合わせて頂き、いいバイク、そして発病者を増やしていきたいと思います!

舟橋 潤


リバウンドストローク量の値毎日の業務の中で、自分自身も疑問を持ちつつ明確な答えの出てないテーマをピックアップしてきたあれこれシリーズ第4弾(勝手にシリーズ化しています…)です。そうです、明確な答えが出てないので『あれこれ』という言葉で濁しています。車体姿勢についてはお客様からの質問の中でも、とても多いテーマです。静止状態の車輌を見てフロントが高いとか低いとか、リアが高いとか低いとか、単純に解釈するとそんなに難しいことではないのですが… 走行状態での車体姿勢まで目を向けると非常に奥が深いです。
それは、リバウンドストローク量が絡んでくるからです。いきなりリバウンドストロークという聞き慣れない言葉を使うと、分からない人にはすでに難しく感じるでしょうが、『バイクを宙づりに浮かせた時のフロントフォーク、リアショックが延びきった長さ』マイナス『ライダーが乗車した状態で沈み込んだフロントフォーク、リアショックの長さ』がリバウンドストローク量の値になります。1Gの数値として計測し、車体姿勢の基本を探ることがありますが、この数値と実走のフィーリングを煮詰めることに最近目覚めています。毎日、色々なバイクに乗らせて頂いているおかげで、スプリングレートや減衰特性を変更してもしっくりこない場合は、大抵がリバウンドストローク量の前後バランスがおかしかったりする場合があります。簡単に車体姿勢と口には出来ないほど、実は奥が深く今だ解明できてないので、これからも探求していきます。探し求める心、『探求心』があれば何でも出来ると僕は信じてます。あと高価なストロークセンサー付きのデーターロガーがあれば… 分かることもあるでしょう! ほ、欲しいなぁ〜

舟橋 潤


OHLINSスプリング+No.10オイル久しぶりの試乗車(私情車)F800Rの話題です。最近忙しくて全く手をつけていなかったのですが、ずっと気になっていたフロントフォークの煮詰め作業をしました。何が気に入らなかったって、OHLINSのスプリング+No.10オイルの組み合わせだと、動き過ぎで丁寧にブレーキ操作をしなくてはいけなかったり、伸び側減衰が足りずバタつく場面があったのです。当然、ノーマル出荷状態よりは良くなっているものの、満足できるレベルではないです。
油面とプリロード(プリロード調整機構がないので内部カラー)で調整
ノーマルフロントフォークはフリーバルブ式で、お客様に金銭的に負担のない方法でお薦めできるいいものを作りたかったので、オイルの粘度変更で煮詰めてみました。今回、日本には初入荷となるオーリンズNo.20オイルを使用しました。No.10が40sCT(40℃時)に対してNo.20が98sCT(40℃時)と大幅な変化になるはず… ちょっと変わりすぎるかなぁ〜 と心配をよそにいい感じです。何でも数値で判断せず、体感してみるのがサスセッティングの重要なところです。でも、油面とプリロード(プリロード調整機構がないので内部カラーで調整)だけは見直しが必要だったので走っては調整を何度か繰り返しました。やっといい感じに仕上がったので、是非試乗しにご来店下さい。試乗して頂かないと、本当に私情車のまま僕一人発病で終わってしまいますからね〜 

舟橋 潤


もて耐参戦!

カテゴリー レース

もてぎ7時間耐久レース参戦24日発売のライディングスポーツを見て僕も初めて知ったのですが、今年ももてぎ7時間耐久レースに参戦することになりました。ファイヤーガレージ店長からは何となくお話を頂いていたのですが、ライダーとして、サスペンションセッティングを煮詰める要員として抜擢されました。(記事の内容によると…)もう2002年からなので、9年連続で参戦することになります。25歳で一度レースを辞め、その後ライディングスポーツ編集部で働かせて頂いてから続いている毎年夏の恒例行事。これまではリッターバイクでマスターズクラスでの参戦だったので、果たしてVTR250ネオスタンダードクラスではどうなのか… 自分の走りを含めて今から楽しみです! ところで、開催日はいつかなのかな? スケジュールの確認を忘れてました…

舟橋 潤


CBR400RR本日ご紹介するのは、サーキット走行メインとしているCBR400RRです。リアにはWPが装着されているのですが、フロントは未だ手つかずの状態でご相談を受けました。OHLINSスプリングでレートアップと油面、オイル粘度変更と手軽に出来るメニューで考えてみました。オーナー様は20代前半で、サーキット走行を楽しまれている今どき珍しい若者です。僕も若かりしころそうでしたが、アドバイスを頂ける先輩方の存在がなければ速く走れなかったと思います。なので、若い世代に僕も何か手助けをしてあげられることが嬉しいです。フロントフォークをバラし洗浄後、細部のパーツをチェック
実際にフロントフォークをバラしてみると、オイルはドロドロ、スプリングはへたっていてカラーが遊んでいる状態であったり、オイルシールの打ち込みをマイナスドライバーで叩いた跡があって破損まであと一歩などなど… 危険信号があらゆる場所で点滅しています。洗浄後、しっかりと細部のパーツをチェックし、消耗部品を全て交換致しました。
僕も若い頃、整備を怠って無駄な転倒をしたり、バイクを壊したなど失敗してきたことも多いので、ライディングだけでなくメンテナンスの重要性を含めて伝えていきたいと思います。

舟橋 潤


FGR&TフォークブラケットをG senseオリジナル色シャンパンゴールドにアルマイトG senseの業務は、どちらかと言うと目に見えない機能性を上げる仕事が多いのですが、外観美も追求していこうと思います。最近要望も多いので… 写真でどこまで伝わるか分かりませんが、アルミ削り出しで美しさが売りのFGR&Tフォークブラケットをシャンパンゴールドにアルマイトしてみました。試作を何度もお願いして、ようやく希望どおりの色が出ました。しかも、G senseオリジナル色として配合してもらいました! Bremboキャリパーとの相性もいいかも… G senseブランドイメージ色として定着するようになったら嬉しです。
FGR&T倒立フロントフォークの場合、O/Hと合わせてご注文頂ければO/H作業工賃+¥21,000-でプレミアム色にします。また、G senseにて新品購入して頂いた場合も+¥21,000-です! 今後はステアリングダンパーBody、リアショックエンドアイ、アルミCompアジャスターなど、プレミアム色商品を展開していきます。

舟橋 潤


BMW HP2スポーツ本日も多くのお客様にご来店頂きました。その中でも、非常に貴重な車輌を試乗セットアップさせて頂きました。日本に限定100台しか発売されていないBMW HP2スポーツです。車輌価格400万円もするバイクに乗れる機会は、そうそうありません。写真ではお伝えきれないのが残念ですが、細部のパーツが本当に美しいです。
純正で装着された前後OHLINSのセットは、日本の道路事情や日本人の体格には固すぎて、せっかくの性能も半減です。お客様の要望どおり、しなやかに良く動くセッティングを探求していきます。BMW HP2スポーツ試乗セットアップ
重量のあるボクサーエンジンを搭載しているものの、カーボンパーツを多様している為、車体の動きは非常にシャープです。他のBMW同様、フロントのテレレバーの動きが独特でセットアップが難しいのですが、フロントは走り初めからいい印象だったので、リアに集中できました。標準装備されたシフターが心地良く、まさに至福の試乗セットアップ! これほどまでに毎日色々なバイクに乗る事ができる仕事はないかも… しかも、お客様に感謝までされるなんて、幸せです!

舟橋 潤


DUCATI 749R本日、試乗しまくりDayのため二台目の紹介です。先日も紹介した滋賀県からセットアップ依頼を頂いてる749Rです。お預かりした時点ではとてつもなく乗りにくいバイクで、路頭に迷った日々が続いていました。何日もかけて試乗し、車体姿勢を大幅に振ったり追求してきたのですが、決定的な原因が発覚… 油面が左右で70mmも違うだけでなく、片側はトップキャップを開けるとほぼ満タンにオイルが入っています。なぜこんなことになっているのか… おかしかった訳です。
油面調整
油面を適正値に合わせると、今までの悩みが一気にすっ飛びました。それでも僕も人間なので、少しずつ体内センサーの指標がずれてきている感じがあったので、関野にも乗らせて一つ一つを二人で確認の作業を繰り返し、仕上げてみました。
関野試乗

僕以外にもう一人しっかり乗って判断できる人材を獲得できていることは当店の強みです。これから、関野にもどんどん色んなバイクに乗らせて経験を積ませんていきたいと思います。それにしても、本日の天気のように、カラッと気持ちよくいいバイクに仕上げられると本当に楽しいです!

舟橋 潤


SUSPENSION OVERHAUL サスペンションオーバーホールG sense G-FORK 41ΦCARTRIDGE G sense カートリッジG sense ONLINE STORE ジーセンス オンラインストアORIGINAL OHLINS G sense SPEC INSIDE / SETUP オリジナルオーリンズG sense COLOR ORDER SYSTEM ジーセンス カラーオーダーシステムSTROKE INDICATOR ストロークインジケーターFork Adjusters for OHLINS フォークアジャスターSkillUP Riding School スキルアップライディングスクール
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